「魔の7歳」未来ある子どもたちを交通事故から守れ 小山第三小学校に"横断旗"を寄贈

 未来ある子どもたちを交通事故から守るため、地域の企業などが小学校と協力して取り組む動きが活発になっています。

 児童たちの交通安全のため、きょう小山市の小学校ではこの黄色い横断旗が寄贈されました。

 小山第三小学校に贈られた横断旗は100本で、こくみん共済コープが取り組む「7才の交通安全プロジェクト」の一環です。7歳は、小学1,2年生の年代にあたります。

 公益財団法人交通事故総合分析センターの統計によりますと、2022年に発生した18歳未満の歩行中の交通事故のうち、年齢別で死傷した数が最も多いのは7歳です。

 7歳児の死傷者が最も多い状況は1994年から続いていて、「魔の7歳」とも言われています。

 小学校に入学したことで行動範囲が広くなる一方で、交通ルールへの理解が不十分なため、危険を予測できずに事故に遭うことが多いとされています。

 今回、横断旗は、小山第三小学校の卒業生で現在はこくみん共済コープ指定整備工場の中島自動車・中島英明代表取締役から、小山第三小学校の古川智明校長に手渡されました。

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