「夢のような時間を過ごせた」川崎の大卒ルーキー山内日向汰が上々のプロデビュー! 目ざすはパリ五輪メンバー入り「フロンターレでの出場が一番のアピール」

[FUJIFILM SUPER CUP]川崎 1-0 神戸/2月17日/国立競技場

川崎フロンターレは2月17日、「FUJIFILM SUPER CUP」でヴィッセル神戸と対戦し、1-0で勝利。今シーズン初のタイトルを獲得した。

この試合に先発出場し、プロデビュー戦で上々のプレーを披露したのが今季、桐蔭横浜大から加入した大卒ルーキーの山内日向汰だ。

インサイドハーフの左で出場すると、積極的にボールを受けて落ち着いて捌き、守備でも相手の速攻を身体を張って止めるなど、チームの勝利に貢献。山内はプロ1試合目をこう振り返った。

「夢だったプロサッカー選手として、このすごい雰囲気の舞台でデビューできたことは、すごく夢のような時間を過ごせたなと思います。タイトルを獲って嬉しい気持ちもあるので、こういう思いが何度もできるように、また日々、練習をして、試合に絡んでいけるようにしていきたいと思います」

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今年7月にはパリ五輪が開幕。U-23日本代表は4月に本大会出場権をかけたアジア予選に挑む。現在22歳のMFにとって、五輪もまた夢の舞台。山内は五輪代表メンバー入りを目ざすうえで、重要なのは試合に出続けることだと強調する。

「早いタイミングで、スタメンを経験できたのはすごく自信になりましたし、またこういうレベルの試合でも、ある程度できることが分かりました。(五輪に向けて)フロンターレでの出場が一番のアピールだと思いますし、フロンターレで出場することができればパリ五輪も見えてくると思います」

山内は続けて、「(川崎で試合に出てプレーを)大岩監督(U-23代表監督)にしっかり見せて、自分にチャンスをもらえるように、また日々、やっていきたい」と力強く意気込んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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