人口減少対策 文化力向上 災害対応力強化が柱 難波市長が静岡市新年度予算案を発表

静岡市は政令市に移行後最大規模となる一般会計で3500億円余りの新年度当初予算案を発表しました。

静岡市 難波喬司市長:
「新時代の始まり予算みたいな感じでしょうかね」

静岡市の難波市長は市長就任後初めて当初予算案を編成。

子育て支援策や地域の文化力向上、災害対応力の強化などを柱に一般会計で政令市移行後、最大規模の3534億6000万円を計上しました。

人口減少対策

静岡市 難波喬司市長:
「今加速していますので、人口減少がこの加速状況をまずは止めていかないと、非常に厳しい状況になるので、そこを相当意識した予算になっている」

子育て支援策として待機児童がいる学区にクラブ室を増設する整備事業などにおよそ20億9000万円。

不妊治療の際保険適用外の先進医療費を市が7割助成する
事業などに新たにおよそ6500万円を盛り込みました。

文化力向上

静岡市 難波喬司市長:
「アリーナをまちづくりのための機会として使って、 まち全体の魅力を高めることが大事」

地域の文化力の向上についてはJR東静岡駅北口に建設を計画しているアリーナ構想の基本計画策定費として3000万円を計上。

清水港に建設を計画している海洋文化施設の設計費用などに11億6000万円余りを投じています。

ただ事業を行う会社と東海大学の間で展示する魚の種類など調整に時間を要し、当初予定していた2026年4月の開館予定が10カ月程度遅れる可能性があるということです。

くふうはやて 災害対応力強化

また新年度プロ野球2軍に参入する「くふうはやて」の本拠地ちゅ~るスタジアムの駐車場整備費などに、4300万円を充てました。

その他能登半島地震を教訓に液状化による水道管の被害想定を行います。

水道管や水道施設の耐震化を目的とした整備事業費におよそ8億5000万円を盛り込みました。

静岡市の新年度の当初予算案は2月定例会で審議されます。

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