中国の春節映画1位の「熱辣滾燙」、ネット上の評価は真っ二つ ―米メディア

中国の春節(旧正月)の映画市場で興行収入ランキング1位の「熱辣滾燙」について、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは15日、「ネット上の評価が真っ二つに分かれている」とする記事を掲載した。

中国の人気喜劇女優ジア・リン(賈玲)が監督・主演の「熱辣滾燙」は、安藤サクラが主演した2014年の日本映画「百円の恋」をリメークしたもの。

21年公開の初監督作品「你好,李焕英(邦題:こんにちは、私のお母さん)」をメガヒットさせたジア・リンは今回、ボクシングに打ち込むヒロインを演じるため体重を50キロ落として臨み、公開初日に初めてダイエット成功後の姿を映画ポスターで披露し、世間を驚かせた。

中国メディアによると、今月10日に公開された「熱辣滾燙」の興収は13日午後7時5分(日本時間同8時5分)時点で15億元(約312億円)を突破した。

ボイス・オブ・アメリカの記事は、「熱辣滾燙」について、中国の大手エンタメコンテンツレビューサイト「豆瓣(douban)」で10点満点中8点を獲得するなど好評で、中国の国営メディアも肯定的な評価を与えている一方、批判的な人たちからは、物語の内容ではなくジア・リンの減量を重点的に宣伝する手法に反感の声も寄せられていると伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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