トッテナム指揮官、韓国代表の“内紛騒動”で指を負傷のソン・フンミンに寄り添う「正しくないことに対し、彼は声を上げられる」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、 AFCアジアカップカタール2023での韓国代表の “内紛騒動”で指を負傷したソン・フンミンに寄り添い、賞賛した。16日、イギリスメディアの『BBC』が報じた。

今回のアジアカップで64年ぶりの優勝を目指した韓国はグループEを2位で通過すると、決勝トーナメントではサウジアラビア、オーストラリアという優勝候補2カ国を撃破。しかし、ヨルダンとの再戦となった準決勝を0-2で落とし、ベスト4敗退という結果に終わった。

その後、複数メディアがアジアカップ期間中の韓国の“内紛疑惑”について報道。その内容とは、準決勝前日の夕食時に食事を早く切り上げ卓球に興じた複数の若手選手と、この行動を問題視したFWソン・フンミンとの間で口論が発生し、トッテナムで活躍する主将がやり取りの最中に指を脱臼したというものだった。

その件を踏まえ、ポステコグルー監督は「ソン・フンミンはソン・フンミンとして振る舞った。リーダーは、先頭に立って問題の現場に向かう必要がある。それがリーダーシップの全てだ。リーダーシップとは皆を幸せにするために人気者になることではない。リーダーシップとは、正しくないと思うことを見た時に、グループのことを考え立ち上がる姿勢だ。私はそれをソン・フンミンに見ている」とソン・フンミンに寄り添い、同選手のリーダーとしての姿勢を賞賛した。

更にポステコグルー監督は「人々はソン・フンミンに関し、誤解することがある。彼はいつも笑顔で、誰もが彼に心からの愛情を持てる、本当にポジティブな男なんだ。けど、彼は本当に勝利を求めている。彼は基準を逸脱しないし、彼が正しいことをするのを見てきた。そして、正しくないことに対し、彼は声を上げられるんだ」と語り、問題に立ち向かう姿勢を持つソン・フンミンが持つキャプテンシーを強調した。

© 株式会社シーソーゲーム