神戸がJ開幕までに修正すべきポイントは? 酒井高徳が川崎戦で露呈した課題を指摘「慎重にボールを運ぼうとしすぎた」

[FUJIFILM SUPER CUP]川崎 1-0 神戸/2月17日/国立競技場

ヴィッセル神戸は2月17日、今シーズンのJリーグ開幕に先駆けて行なわれた「FUJIFILM SUPER CUP」で川崎フロンターレと対戦。最後まで1点が遠く、0-1で敗戦を喫した。

前半は神戸のペースだった。球際でしっかりとボールを勝ち取り、縦に速い攻撃で相手ゴールを強襲するが、チャンスをモノにできず。22分には、ペナルティエリア左からのジェアン・パトリッキの折り返しに、大迫勇也がフリーで合わせるも、シュートは上福元直人のセーブに遭い、得点とはならなかった。

すると後半開始早々の48分に痛恨の失点。それからは、勢いに乗った川崎に押し込まれる時間が続き、最後まで無得点のまま、試合終了の笛が鳴った。

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この試合に右サイドバックで先発し、フル出場した酒井高徳は、「前半は僕たちがやりたいことが全部はまっていた」としつつも、後半の出来には眉をひそめた。

「より慎重にボールを運ぼうとしすぎたかなと思う。狙いを持ちながらも、自分たちのやりたいことをベースとしたやり方をもう少しシンプルに出して、前半と同じように攻撃すればよかった。ボールを大事にしないとと思ってしまって、外からを意識してしまったりして、ゴールに向かっていく動きが少なかった」

酒井は後半にスピードダウンしてしまった攻撃の課題を強調。果たしてリーグ開幕までに修正できるか。

24日のJ1開幕節・ジュビロ磐田戦まであと1週間。32歳のDFは「ゴールに向かう迫力やスピード感、選手同士の共通理解と精度のところはもうちょっと思い切ってやれる。そこを意識していきます」と改善を誓った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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