プーチン政権の新たな犯罪と非難 ノーベル平和賞団体のメモリアル

ロシアの人権団体「メモリアル」の事務所=2021年12月、モスクワ(ロイター=共同)

 2022年にノーベル平和賞を受賞したロシアの人権団体メモリアルは17日、反政府活動家ナワリヌイ氏の死亡を受けて声明を発表し「プーチン政権の新たな犯罪で、処罰されなければならない」と非難した。

 政権が「暴力や侵略、自由剥奪、政治犯殺害という手段」でロシアを「偉大なソ連の過去」に戻そうとしていると指摘。ナワリヌイ氏の死は「ロシアが世界に脅威を与えない民主国家になり、軍がウクライナから撤退するよう望む全ての人にとって悲劇だ」と悼んだ。

 メモリアルはソ連時代の政治弾圧などの犠牲者に関する資料を記録してきた。(共同)

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