バルサがデ・ゼルビ監督の招へいを熱望か、ネックは16億円超の契約解除金

バルセロナが招へいを目指しているデ・ゼルビ監督[写真:Getty Images]

バルセロナが今シーズン限りでの退任が決定しているチャビ・エルナンデス監督の後任に関して、ロベルト・デ・ゼルビ監督(44)に絞ったという。スペイン『アス』が伝えた。

バルセロナのレジェンドであるチャビ監督は、2021年11月にバルセロナの監督に就任した。

レジェンドの帰還はバルサファンを大いに沸かせ、2022-23シーズンはラ・リーガを制覇。しかし、今シーズンは上位争いこそしているものの、不安定な戦いが続いており、1月27日にビジャレアルに惨敗を喫した直後、辞任を発表。今シーズン限りでチームを去ると明言した。

後任探しをスタートさせているバルセロナ。様々な監督の名前が浮上する中、『アス』によればジョアン・ラポルタ会長とスポーツ・ディレクターのデコ氏の中では、ブライトン&ホーヴ・アルビオンを指揮するデ・ゼルビ監督の招へいが望まれているという。

実際に、デ・ゼルビ監督の代理人であるエジムド・カブチ氏とエドアルド・チャナジル氏が14日にバルセロナを訪問し、3時間以上の会談を行ったという。

会談の内容は、ロナルド・アラウホについてだったようだが、その中でデ・ゼルビ監督についての話もあったとされている。

デ・ゼルビ監督には、契約解除条項が存在し、約1000万ユーロ(約16億2000万円)とのこと。ただ、財政難であるバルセロナにとっては簡単な金額ではない。

現実的に後任候補として残っているのは、元ドイツ代表監督のハンジ・フリック氏。昨年9月に日本代表に敗れて解任されて以降はフリーとなっている。ただ、トーマス・トゥヘル監督を解任する可能性のあるバイエルンが、再任させるという噂もあり、その場合は難しい交渉になりそうだ。

バルセロナが解除条項を支払って招へいした最後の監督はチャビ監督。アル・サッドに500万ユーロ(約8億1000万円)を支払ったが、その倍の金額を監督招へいに費やすだろうか。

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