インド舞踊へのいざない 24日、日本現代詩歌文学館で【北上】

インド舞踊公演「みちのくの水仙月に舞う」をPRする櫻井さん(左)ら

 「みちのくの水仙月に舞う―インド舞踊へのいざない―」は、24日午後2時40分から北上市本石町の日本現代詩歌文学館で開かれる。

 大阪府を拠点とする「櫻井暁美とギータンジャリダンサーズ」は東日本大震災復興祈願へ東北地方を行脚し、北上では2018年8月に公演。櫻井さん(83)が再演を熱望し、5年半ぶりの北上公演となる。市インド文化に触れる会が主催。つなぐ文化・ギータンジャリ友の会が共催する。

 今回は同ダンサーズのほかゲスト、地元から約20人が出演する。インドの古典楽器・シタールの演奏を皮切りに、第1部では同ダンサーズが古典舞踊を披露。第2部では県内外のゲストや滑田鬼剣舞、北上翔南高校鬼剣舞部も舞台に立ち、櫻井さんが創作した舞踊劇・被災地への祈り「私達は残った。そして今を生きていく」を上演する。

 舞台監督、演出などを務める櫻井さんは「宮沢賢治の息吹が感じられるこの地で、ぜひまたやりたいと思っていた。震災や能登半島地震、ウクライナ、中東での戦争で犠牲になった方々へ鎮魂の祈りを込めて公演したい」と話している。

 当日は午後2時開場、同5時ごろ終演予定。運営協力費は高校生以上2000円、小中学生1000円、未就学児無料。

 チケットはみちのく民俗村、展勝地レストハウスなどで扱っている。問い合わせは市インド文化に触れる会の和賀匡彦さん=080(5562)2117=、軽石真央さん=070(1539)0735=まで。

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