遠藤航が先発の首位リヴァプール、復帰したサラーの1G1Aの活躍で難敵ブレントフォードに1-4で勝利|プレミアリーグ

写真:復帰したサラーの1ゴール1アシストの活躍でリヴァプールが勝利、遠藤は先発フル出場で勝利に貢献

日本時間2月17日、プレミアリーグ第25節のブレントフォード vs リヴァプールの試合が行われた。

首位リヴァプールは難敵ブレントフォードの本拠地、ブレントフォード・コミュニティ・スタジアムに乗り込んでの試合となる。現在、首位リヴァプールと2位マンチェスター・シティの勝ち点差は“2”だ。結果次第では首位が入れ替わる可能性もあるため、リヴァプールとしてはこの試合で大事な勝ち点“3”を積み上げたい。

ホーム、ブレントフォードのスターティングメンバーは、前節3CBの中央を務めたイーサン・ピノックに代えてクリストフェル・アイェウが入った。他は前節と同じスターティングメンバーである。2トップはアイヴァン・トニーとニール・モペイのコンビだ。フォーメーションは3-5-2。

アウェイ、リヴァプールは、遠藤航がスターティングメンバーに名を連ねた。GKにクイーヴィン・ケレハー、DFラインは左からアンドリュー・ロバートソン、フィルジル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテ、コナー・ブラッドリー。中盤はカーティス・ジョーンズ、遠藤航、アレクシス・マクアリスター、前線にはルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョタが名を連ねた。フォーメーションは4-3-3である。

なお、モハメド・サラーがメンバーに復帰している。また、アリソン、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ドミニク・ソボスライはいずれもケガで離脱している。

試合の立ち上がりは、ブレントフォードが押し込む展開となる。守備時には5-3-2の守備ブロックを敷いて、縦に素早いカウンターを虎視眈々と狙う。一方のリヴァプールは前線から積極的にプレスを掛けていくが、落ち着いてボールを保持する場面はなかなかない。

前半10分、ペナルティーエリア(PA)内に侵入した好調ブラッドリーがゴールの右隅を狙うシュートを放つも、ブレントフォードのGKマルク・フレッケンのナイスセーブに阻まれる。そして今度はブレントフォードにチャンスが訪れる。前半14分、モペイのスルーパスをPA内で受けたトニーがシュートを放つも、これは惜しくも枠外へとそれる。

前半20分、モペイのスルーパスに、ハーフウェイライン付近でトニーが反応すると縦に素早いカウンターが炸裂する。しかし、リヴァプールのコナテがトニーに追いつき、これをブロックする。

前半27分、ジョタがドリブルで敵陣のPA付近に侵入するが、味方に出したラストパスをブレントフォードの守備陣がこれをカットする。前半29分にはブレントフォードがボールを奪うとカウンターに転じる。クリスティアン・ノアゴーアがシュートまで持っていく。だがこれも枠外へそれる。

前半34分、リヴァプールのジョーンズが足を負傷し、ライアン・フラーフェンベルフと交代する。

前半35分、フレッケンの蹴ったボールをリヴァプールが自陣で回収するとボールは抜け出したジョタへ。ジョタは並走していたヌニェスへパスを出すと、フレッケンを華麗にかわすループシュートを放つ。これが先制弾となり、スコアは0-1となる。

前半42分、リヴァプールに早くも2人目の負傷者が発生する。ジョタが空中戦で競りあったあと着地の際に負傷し、この試合でメンバーに復帰したサラーが入る。

前半45+3分、ブレントフォードが敵陣でのスローインからリヴァプールがカウンターに持ち込む。ディアスが左サイドを独走すると、中央に走っていたサラーに折り返すが、サラーはシュートまで持っていけない。

前半はヌニェスの先制ゴールで0-1のスコア、リヴァプールの1点リードで終える。前半は要所で遠藤の守備が効いており、そこからのカウンターという場面もよくみられた。なお、前半の遠藤はボールタッチ数40回、36本のパスを出しそのうち31本を成功させている。

ボール支配率はブレントフォードが36%に対しリヴァプールが64%で、シュート数はブレントフォードが8本(枠内3本)、リヴァプールが5本(枠内4本)であった。

ハーフタイム、リヴァプールはヌニェスに代えてコーディ・ガクポが入った。

後半51分、リヴァプールに決定機。ファン・ダイクのヘディングをサラーが受け取ると相手DFを置き去りにし、GKと1対1の場面を迎える。しかしこれはフレッケンがセーブ。

後半55分、ブレントフォードGKフレッケンの蹴ったボールを遠藤がヘディングで前へ押し出すと、フラーフェンベルフが回収しサラーにパスを出す。サラーがラストパスをマクアリスターへと出すと、これをゴールへと押し込みスコア0-2。遠藤のプレーからリヴァプールに追加点が生まれる。

後半63分、ブレントフォードはノアゴーア、モペイ、マッツ・ホースレウに代わってフランク・オニェカ、ヨアン・ウィッサ、キーン・ルイス=ポッターがピッチに入る。

後半68分、帰ってきた男がまたもや仕事をする。ガクポのパスをPA内で受けたサラーがDFのプレスに競り勝つと、左足を振り抜いて復帰後初ゴールとした。スコアは0-3となる。

後半74分、ブレントフォードはマティアス・イェンセンがミッケル・ダムスゴーアと交代する。直後の後半75分、1度はケレハーがシュートをセーブし弾くも、そのこぼれ球をトニーが押し込んで1-3。ブレントフォードが2点差に詰め寄る。

後半83分、リヴァプールはマクアリスターとブラッドリーがベンチに下がり、ハーヴィー・エリオットとジョー・ゴメスが入る。

後半85分、ブレントフォードのセルヒオ・レギロンがサマン・ゴドスと交代する。

直後の後半86分、ディアスが股を通すパスをガクポに出すとそのままシュートし、これがゴールとなる。スコアは1-4とリヴァプールが再び3点リードとした。

試合は1-4で終了し、リヴァプールが勝利。優勝へ大きな勝ち点3を獲得した。ブレントフォードは次節、マンチェスター・シティとの試合が、リヴァプールはカラバオカップ決勝のチェルシーとの試合が控えている。

◉試合結果

ブレントフォード 1-4 リヴァプール

0-1 前半35分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール) 
0-2 後半55分 アレクシス・マクアリスター(リヴァプール)
0-3 後半68分 モハメド・サラー(リヴァプール)
1-3 後半75分 アイヴァン・トニー(ブレントフォード)
1-4 後半86分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)

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