アーセナルのOB選手で「アジアやアフリカなどで現役を続けている5名のプレーヤー」

イングランド・プレミアリーグの名門であるアーセナル。アーセン・ヴェンゲル監督の下では多くの有望な若手選手を世界中から獲得し、いくつかのスター選手を育ててきた。

今回は『Planet Football』から「ヨーロッパの外でまだ現役を続けている知られざるアーセナルのOB選手5名」をご紹介する。

ダビド・オスピナ

アーセナル所属:2014~2019

現所属:アル・ナスル(サウジアラビア)

ダビド・オスピナがサウジアラビアに移籍したことは意外と知られていない。2023年にスーパースターが大量に流入する直前の2022年夏に加入しているため、とても静かに取引が行われたのだ。

昨季の大半を肘の負傷で逃してしまった彼は、このところ怪我を繰り返していることと外国人枠の影響からなかなか出場機会を得られていない。まだサウジアラビアリーグには13試合しか起用されていない状態だ。

宮市亮

アーセナル所属:2011~2015

現所属:横浜F・マリノス(日本)

我々日本人にとっては宮市亮がJリーグでプレーしていることは周知の事実であるが、ヨーロッパでは意外なことであるようだ。中京高校卒業後の2011年にアーセナルへと加入し、プロ契約を結んだ。

ただ残念ながらヨーロッパでのキャリアは数多くの怪我によって妨げられてしまった。2021年にザンクト・パウリから横浜F・マリノスに加入し、自身初のJリーグでプレーしている。

久しぶりの日本代表招集を受けた東アジアカップで再び前十字靭帯を断裂する大怪我を負ったものの、昨年末には見事に復活を遂げ、日本中に感動を与えた。

ジョエル・キャンベル

アーセナル所属:2011~2018

現所属:LDアラフエレンセ(コスタリカ)

2014年のワールドカップでの活躍が懐かしく思い出されるコスタリカ代表MFのジョエル・キャンベル。2011年にプンタレナスからアーセナルに加入したが、労働許可証の影響でローン生活を送った。

ロリアン、ベティス、オリンピアコス、ビジャレアル、スポルティングCPなどへと貸し出されたあとはイタリアへ渡り、さらにメキシコを経て昨年コスタリカに帰国した。31歳になった現在はアラフエレンセでプレーしている。

パク・チュヨン

アーセナル所属:2011~2014

現所属:蔚山現代(韓国)

2011年にモナコからアーセナルに加入した韓国人FW。その経緯は、リールへの加入が間近に迫っていた中で交渉をドタキャンしてイングランドに移籍する…というややショッキングなものだった。

当時26歳だったパク・チュヨンはアーセナルでプレミアリーグに1試合だけ出場したが、ほとんどの時間はリザーブチームとローン移籍で過ごした。2015年に韓国へと戻り、現在は蔚山現代でプレーしている。

カルロス・ベラ

アーセナル所属:2006~2012

現所属:ロサンゼルスFC(アメリカ)

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厳密に言えばまだ彼はフリーエージェントではあるが、新しい契約のために昨季まで所属していたロサンゼルスFCと交渉を進めているカルロス・ベラ。

グアダラハラから2006年にアーセナルへと加入し、それからセルタ、サラマンカ、オサスナへとローン移籍。一度復帰したが2年後にはWBA、レアル・ソシエダへと貸し出され、スペインでブレイクした。

ソシエダではローン時代も含めて7シーズンプレーし、184試合で54ゴールを記録。その後アメリカへ渡ってロサンゼルスFCの主力選手となった。

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