【バンコク共同】タイのセター首相は17日、汚職罪などで実刑を言い渡され警察病院に入院中のタクシン元首相（74）について「18日に仮釈放されると認識している」と記者団に述べた。法務省の委員会が、タクシン氏の年齢や健康状態が仮釈放の条件に合致すると認めていた。
タクシン氏は昨年8月に国外逃亡先から帰国。首相在任中の汚職罪などで計8年の刑期を言い渡され、昨年9月に国王の恩赦で1年に短縮されていた。
高血圧などを理由に入院し、実質的にはほとんど収監されておらず、一部に「特別扱い」との批判がある。警察病院周辺で抗議活動が行われる可能性もある。
