意見をハッキリ言うイメージのあるアメリカ人 アメリカ在住の日本人が明かした「イメージとのギャップ」に注目集まる

「アメリカ人のイメージ」にまつわるエピソードがX上で話題になっています。

投稿したのは、アメリカで働く日本人の山口慶明さん(@girlmeetsNG)。

当ポストは2024年2月14日時点で1000件を超えるいいねを集めており、「これわかるわぁ」「この幻想ってどこから来たんでしょうね」「こういう意見の方が海外の事実なんだと思う」と多くの反響が寄せられています。記事後半では、アメリカの会社の常識を紹介します。

※投稿写真は【写真2枚】をご参照ください。

※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

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アメリカ人は自分の意見をはっきり言う?

イメージ写真

アメリカで企業に勤める山口さんが投稿したのは、アメリカ人に対して日本人が抱きがちなイメージにまつわるエピソードでした。

「アメリカの会社は実力主義だから『とにかくストレートに自分の意見をズバズバ言えばいい』と勘違いしてた時期が自分にもありましたね。すぐに『あれ?アメリカ人って全然ストレートに意見を言わない(凄く遠回しな言い方する)し、上司の顔色めっちゃ気にするやん』と気付いて軌道修正しましたけどね…」と綴った山口さん。

確かに「アメリカ人は自分の意見をはっきり言う」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。

投稿主の山口さんに詳しい話を伺いました。

否定的な意見を言う場合は遠回しな表現をするのが基本

かつては、ズバズバと意見を言っていた山口さん。気になる相手の反応はというと、「あまりストレートに否定的な意見を言われる機会が無いためか、ショックを受けていたと思います」とのこと。

相手に合わせていたつもりが驚かせてしまっていたとは、異なるバックグラウンドを持つ相手とのコミュニケーションの難しさを感じますね。

遠回しに言うようになってから、相手の反応が変わったのかも伺うと、「アメリカ人に対して否定的なことを言う際は『遠回しな表現をする』のが通常のことなので、相手の反応が変わったと言うよりは『通常のコミュニケーションが取れるようになった』という感じだと思います」と話してくれました。

投稿には「アメリカの会社は実力主義」という言葉もありましたが、山口さんの個人的な意見ではアメリカより日本の方が実力主義だと思うとのこと。

アメリカではコネや上司との人間関係が日本以上に評価に影響する印象があるのだそうです。

アメリカと日本の会社の違い

アメリカと日本の会社の違いについても伺うと、「もちろん多くの違いがありますが、個人的に強く感じる違いとしてアメリカの会社は『上司には絶対服従』という点があります」と話してくれた山口さん。

具体的なエピソードを伺うと、「日本だと上司に意見することも普通にあると思うのですが、アメリカの組織だと本当にYESマンしかいません。間違ってると思っても理不尽だと思っても上司の指示には絶対に従います。ジョブ型雇用のアメリカの会社ではジョブディスクリプションで自分の職務権限が明確に定まっていることに加え、簡単にクビにされてしまうので、人事権を持つ上司は絶対の存在ということになるんだと思います」とのこと。

単に個人の性格や価値観の問題ではなく、アメリカの雇用形態が仕事や上司への姿勢に大きな影響を及ぼしているようです。

アメリカの会社は実力主義だから「とにかくストレートに自分の意見をズバズバ言えばいい」と勘違いしてた時期が自分にもありましたね。すぐに「あれ?アメリカ人って全然ストレートに意見を言わない(凄く遠回しな言い方する)し、上司の顔色めっちゃ気にするやん」と気付いて軌道修正しましたけどね…

— 山口慶明🇺🇸で何とか生きてる (@girlmeetsNG) January 29, 2024

アメリカでの日々を発信

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「アメリカ人のイメージ」にまつわるエピソードを紹介しました。

投稿写真

投稿主の山口さんは、アメリカでの日々を投稿し、たびたび注目を集めています。以前は、アメリカ定番の「Ugly Christmas Sweater Day(みんなでダサいクリスマスセーターを着て出社する日)」に着用した、白髪の力士がサンタ帽をかぶって四股を踏むセーターが話題に。

話題になる投稿が多いので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

  • @girlmeetsNG

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