広島県警は複数の女性に性的暴行を加えたとして逮捕・起訴され
広島中央警察署で勾留されていた警視正の男が死亡したと発表しました。
自殺とみられています。
死亡したのは、中国四国管区警察学校の警視正の男（５８）です。
警察によりますと、１７日午後８時２０分ごろ広島中央警察署の留置施設内のトイレで開閉式扉を背にし、
ももひきを首にかけた状態で男が意識不明となっているのを巡回中の警察官が発見しました。
その後、病院に搬送されましたが、３０分後に死亡が確認されたということです。
トイレでは便せんに書かれた遺書のようなものが見つかったということで、警察は男が自殺を図ったとみて調べています。
男は、マッチングアプリで知り合った１０代から２０代の女性５人に、着ていた警察官の制服を見せるなどして
性的暴行を行った不同意性交等などの疑いで、これまでに４回にわたって逮捕・送検されていました。
男は一部の事件についてはすでに起訴され、裁判が始まっていて先月開かれた初公判では
「一緒にホテルに行きましたが性交はしていません」などと起訴内容を否認し無罪を主張していました。
広島県警・大野勝俊留置管理課長は
「警察の施設内でこのようなことが発生したことは、ご遺族にお悔やみ申しあげます。
また警察施設内で発生したことは誠に遺憾です。再発防止のために原因について調査を徹底していきます」
とコメントしています。
