【生出演】ファジアーノ岡山・竹内涼新主将(元清水エスパルス)「ファジは気持ちのいい選手ばかり」J1・J2チームの違いも解説

いよいよ2月下旬に開幕する、サッカーJリーグ。J2のファジアーノ岡山は25日ホームで栃木SCと対戦します。

スタジオに、清水エスパルスから新たに加わり、今シーズンチームのキャプテンを務める竹内涼選手にお越しいただきました。

「J1昇格のために全てを尽くす」新加入で新主将 竹内選手の決意

ーまずは新主将に選ばれましたが、今の心境はいかがですか?

(ファジアーノ岡山 新主将 竹内涼選手)
「キャプテンであろうがなかろうが、ファジアーノ岡山のJ1昇格のために全てを尽くすという思いで、この岡山に来させてもらったので」

「特に自分の心境の変化ってのはあんまりないんですけど、それでもやっぱ責任感はぐっと増しました、自分の中で」

ーちなみに今日は生放送、ということで今緊張されていますか?

「少し・・・はい。」

ーキャプテンに任命されたタイミングに、驚いたんじゃないですか?

「驚きました、もちろん。『新加入ですぐキャプテンをやる』というのはあまりないことではあったので、自分が木山監督に言われたときはびっくりしましたけど、でも『やるんだ』っていう強い思いで引き受けました」

J1で207試合 敵地だったファジのホームは「サポーターが凄い」

ーさて、今シーズンからファジアーノ岡山に新加入した竹内選手、これまでの経歴をご紹介します。

竹内涼選手は、サッカー王国・静岡県出身の現在32歳。名門・浜松開誠館高校を卒業後、2009年に当時J1だった清水エスパルスに入団しました。

その後はエスパルスなどでキャリアを重ね、J1通算207試合に出場。2018年から4年間主将を務め、今季からファジアーノ岡山に移籍しました。

ー新しいチームには慣れましたか?

(ファジアーノ岡山 新主将 竹内涼選手)
「はい、すごくみんなコミュニケーションを取りやすい選手ばかりなので、すんなりチームに入れたなと思います。」

ーアウェーで岡山に来たときはファジアーノ岡山の印象は?

「サポーターの数がものすごく多くて、『ちゃんとアウェーをものすごく感じた』というか。逆に言ったら、これが今、自分のホームになるということで、すごく楽しみな部分あります。」

ー岡山の生活などには慣れましたか?

「まだ宮崎キャンプに行く前しか、岡山では暮らしてないので、特には、、、これからですね。これから楽しみなことがいっぱいなんですけど」

ー選手とのコミュニケーションとかはどうですか?

「もちろん食事に行ったり、クラブハウスだけじゃなくて、いろんなオフの部分でコミュニケーションを取ってますけど、すごい気持ちのいい選手ばかりなので、そこはすごく僕は助けてもらってます」

J1昇格へのカギは?「さらに勝つためにどうすればいいか」

ーそんなファジアーノ岡山は、今季、竹内選手を含めて13人の新たな選手が加入しました。既存の戦力との融合を目指した宮崎キャンプが1月28日から行われましたがキャンプでの手ごたえはいかがでしたか?

(ファジアーノ岡山 新主将 竹内涼選手)
「試合の数をこなすごとに、チームのコンセプトだったりチームの戦術だったりが、みんなに浸透していくのが肌で感じられて、それがすごく良かったですし、開幕が僕たち自身が一番楽しみですね」

ーチームを率いる木山監督は『攻撃では能動的』『守備ではタイトに守る』という言葉も聞かれたんですが、そのあたり、竹内選手は木山監督からはどのようなチームを作っていきたい、という話はあったんでしょうか?

「一番はやっぱり『勝ち切るチーム』『勝ちを重ねていけるチームになりたい』ということで、今年スタートして、去年までのベース、、、やっぱり守備のところでいい守備をし続けるっていうベースがある中で、そこからさらに勝つためにはどうするかっていうのは、チーム全体でもすごく考え続けてます」

竹内選手が考える「J1、J2チームの違い」とは?

ーJ1で長く活躍された竹内さんにぜひお聞きしたいのは、J1とJ2って何がどう、どれぐらい違うんですか?

「いろんな部分はあると思いますけど、やっぱり勝負、勝ちに対する姿勢だったり、考え方だったり、またそこにたどり着くまでの過程というか、こだわりですかね」

「本当に勝負がかかった時の、1人1人の出す力だったりっていうのが、変わってきているとは思うので、そこをしたたかさだったり、ずる賢さだったりってのもファジアーノにプラスして行ければ、より勝てるチームになるんじゃないかなと思います」

今シーズンから「3‐4‐3」の攻撃的な布陣に挑戦 手応えは?

ーJ1を今目指しているファジアーノ岡山なんですけども、今シーズンから新たな布陣に挑戦しているんです。

【画像】のように、フォワードが3人、ミッドフィールダーが4人、ディフェンダー3人の攻撃的な布陣を採用しました。この新たな布陣の手応えは、竹内選手はいかがでしょうか?

「特に攻撃では前線の3人の選手のポジショニングだったり、関係性ってのがすごく重要になるので、そこはずっとキャンプ中も、今の練習中も監督からはすごく言われている部分があるので、そこは本当に日に日に良くなってるのかなと思います」

ー竹内選手はミッドフィルダーの攻守のバランスの鍵となると思うんですけれども、連携面いかがですか。

「すごくコミュニケーションをピッチの上でみんな取ってくれるので、連携は始動した日から比べたら、ものすごく良くなっていると思いますね」

どうしたら「勝ち切れる」チームになれる?

ーファジアーノは昨シーズン「引き分けが19」とすごく多かったんですけど、最後の最後で勝ちきれないっていうところがあったんですけど、その勝ち切るためには何が一番必要なんですかね?

「一番っていうのは僕自身はないと思っていて、本当に小さいことの積み重ね」

「その試合中の細かいポジショニングの修正だったり、細かい連携面で確認することだったり、小さな小さな積み重ねが最後、90分プラスロスタイムに出てくると思うので、そこは練習からそういう小さいこと、こだわって積み重ねてやっていきたいなと思います」

ーそのためのキャプテンの役割は、やっぱり大きいですよね?

「みんなが同じ方向を向くために、僕自身もいろんな声掛けだったり、振る舞いをしなければいけないと思ってますし、チームが勝つことだけ、そこから逆算して自分が何ができるかっていうのは常に考えているので、ものすごい重要な立ち位置にはいると思います」

ファジサポーターに一言「みんなで勝利しみんなで喜び合う」

ー竹内キャプテンを筆頭にチームがどんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしたいと思います。あっという間にお時間きてしまったんですけれども、改めまして最後にサポーターの皆様に一言お願いいたします。

「もうすぐ開幕になりますが、まずは開幕戦みんなで戦って、みんなで勝利して、みんなで喜び合って、最高の開幕を迎えられるように僕たちも一生懸命準備するので、皆さん必ずスタジアムで会いましょう」

ーありがとうございます。ものすごく頼もしいです!ファジアーノ岡山の新主将、竹内涼選手にお越しいただきました。ありがとうございました。

「ありがとうございました」

ファジアーノ岡山の開幕戦は2月25日ホームで、栃木SCを迎え撃ちます。キックオフは午後1時。「悲願のJ1昇格」へ、我々も声援で後押ししましょう。

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