ワトキンス2発で競り勝ったアストン・ビラが4位浮上!【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

プレミアリーグ第25節、フルアムvsアストン・ビラが17日にクレイブン・コテージで行われ、アウェイのアストン・ビラが1-2で勝利した。

公式戦連敗でやや失速傾向が見受けられる5位のアストン・ビラは、12位のフルアムとのアウェイゲームで連敗ストップを狙った。前節からは先発2人を変更。いずれも負傷のジエゴ・カルロス、ブバカル・カマラに代えてパウ・トーレス、ティーレマンスを起用した。

最終的にオフサイド判定も開始直後にワトキンスがいきなりゴールネットを揺らすなど良い入りを見せたアストン・ビラ。

その後は相手に押し返されてセットプレーで決定機を作られる場面はあったものの、前半半ばに先制点を奪う。23分、相手陣内右サイドでのフルアムの軽率なスローインから高い位置でボールを奪い切ったラムジーがボックス左のワトキンスに繋ぐと、イングランド代表FWは巧みな反転から前を向いて右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。

幸先よく先制に成功したアウェイチームは28分にもベイリーのクロスバー直撃のミドルシュートなどでゴールに迫ると、40分には右CKからワトキンスが競り勝ってファーに流したボールをアレックス・モレノがヘディングで押し込む。だが、これは微妙な戻りオフサイドで認められず。

結局、1点リードで試合を折り返したアストン・ビラだったが、後半立ち上がりの守勢を凌ぐと、早い時間帯に追加点を奪う。56分、ティーレマンスの絶妙なスルーパスに抜け出したワトキンスがボックス中央から強烈な右足のシュートを突き刺した。

一方、2点ビハインドを追うフルアムは63分、左サイドのスペースに抜け出したロビンソンからのグラウンダークロスをニアにタイミング良く走り込んだムニスがDFとGKに先んじてゴールネットに流し込んだ。

すると、試合はここからホームのフルアムが攻勢を強めていく。イウォビやハリー・ウィルソンと途中投入の選手が攻撃を活性化させると、試合終了間際の90分にはムニスのスルーパスに抜け出したアダマ・トラオレがボックス右でGKと一対一のビッグチャンスを迎えたが、ここはGKマルティネスのビッグセーブに阻まれた。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、敵地でフルアムに競り勝ったアストン・ビラが公式戦連敗をストップすると共にトッテナムを抜いて4位浮上に成功した。

© 株式会社シーソーゲーム