DeNA・中川颯、新天地で実戦5イニング連続無失点 三浦監督「順調」と評価

練習試合(特別ルール)
● 中日 1 - 6 DeNA ○
<2月17日・アグレスタジアム北谷)

オリックスからDeNAへ移籍した中川颯投手(25)が17日、中日との練習試合で3回2安打無失点と好投した。

0-1で迎えた5回から3番手として登板。最初のイニングは先頭の4番・細川を遊ゴロに仕留めるなどテンポ良く8球で3者凡退に抑え、続く6回は二死から9番・ロドリゲスに左中間突破の二塁打を許したが、最後は三好を外角の速球で見逃し三振に仕留めた。7回も二死から得点圏に走者を背負ったが、最後は宇佐見を打ち取ったボテボテの投ゴロを軽快なフィールディングで処理。ベンチから「さすが元ショート!」との掛け声が飛んだ。

高低の出し入れをベースにした緩急自在の投球で、予定の3イニングを2安打無失点、3奪三振の好投で終了。これで今キャンプの実戦登板は、2回2安打無失点だった10日の紅白戦登板に続き5イニング連続無失点となった。

攻撃陣は6回までわずか1安打だったが、中川のテンポの良い投球があった7回以降に計9安打6得点を記録し逆転勝利。三浦監督は「カーブはブレーキが効いていて打者がタイミングを取りづらそうにしていた。順調に調整している」と評価した。

オリックスでは入団年からリーグ3連覇を果たした強力投手陣の層の厚さに埋もれる形となったが、育成契約だった昨季は二軍戦で防御率1.38をマーク。地元球団で再出発したサブマリンが、目標とする先発ローテ入りへ一歩ずつ近づいている。

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