平壌で女子サッカーの試合開催 首相ら観戦、日朝戦には触れず

北朝鮮の故金正日総書記の生誕82年記念日に合わせてサッカー女子の国内チームの試合が開かれた平壌の金日成競技場。18日付の労働新聞が掲載した(コリアメディア提供・共同)

 北朝鮮の首都平壌の金日成競技場で17日、サッカー女子の国内2チームの試合が、16日の故金正日総書記の生誕82年記念日に合わせて開かれた。国営メディアが18日報じた。24日には日本代表「なでしこジャパン」と北朝鮮のパリ五輪アジア最終予選第1戦を控えているが、言及はなかった。

 試合は、金徳訓首相や崔竜海・最高人民会議常任委員長ら朝鮮労働党と政府の高官が観戦した。16日の記念日に際し女子サッカーの試合が開かれたことは過去にもあるが、高官の観戦が伝えられるのは異例。

 党機関紙、労働新聞は試合の様子や競技場の観覧席を大勢の人々が埋める写真を掲載した。

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