皇帝パレード 「山王神社、アミュ長崎」 福山さん、仲さんのゆかりの地ファンで賑わう

福山さんのファンでにぎわう山王神社=長崎市坂本2丁目

 長崎ランタンフェスティバルの「皇帝パレード」特別版があった17日、皇帝役の福山雅治さんと皇后役の仲里依紗さんにゆかりのある長崎市内のスポットは多くのファンでにぎわった。
 同市坂本2丁目の山王神社の被爆クスノキは、福山さんの曲の題材になった。舩本勝之助宮司(82)によると、同日は社務所を早めに開け、御朱印も事前に用意した。
 北九州市の今泉亜華里さん(25)と佐賀市の加藤嵩也さん(26)は幼少期から楽曲に触れファンに。今泉さんは「曲があるから来てみたくて。クスノキが今もここにあることがすごい」、加藤さんは「歌詞を聴いてから来ると、生命の力や歴史を感じた」と語った。
 兵庫県川西市の中西朝子さん(54)と友人2人は皇帝パレードの観覧抽選に外れたが、16日に福山さんに関係する長崎市内の“聖地”を巡り、17日は山王神社で「パワーをもらった」。この後、一目見たくて出島へ行き、福山さんなじみの店のハトシを食べた。「ファンの友達がいて福山さんがいるから長崎に来る。大好きな場所」とにっこり。
 仲さんはアミュプラザ長崎(尾上町)のスペシャルアンバサダー。本館前には仲さんが写る看板が設置されている。長崎市の大学生、藤村希さん(22)と福岡の大学に通う松尾恵佳さん(22)は看板前で持参のうちわと写真撮影。「素を見せてくれて地元も同じで親近感がある。また来てほしい」と口をそろえた。
 北海道から来た“大ファン”の宮原由江さん(50)は「演技も上手で素敵な人」と称する。観覧には応募せず、近くで見られなかったが、長崎駅近くでこの看板を見つけて喜んだ。娘の愛奈さん(22)は「この明るい看板のように、これからも(周囲を)明るくしてほしい」と話した。

仲さんを起用した看板の前で記念撮影するファン=長崎市尾上町、アミュプラザ長崎本館前

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