選挙の年に「政治資金収支報告の不記載激増」

 自民党安倍派の参議院議員が選挙の年に特に政治資金収支報告書への「不記載額」が大幅に増えていることが自民党の「派閥のよる政治資金パーティーに関する全議員調査結果」で浮き彫りになり、が『裏金は選挙のために使われたのではないか』と14日の衆議院予算委員会で疑念を提起した。

 直近の参院選(2022年)では安倍派の議員の中でも佐藤啓参院議員は2018年~21年の間では不記載額は毎年2万円~36万円だったのに、選挙の年の22年は「214万円」が不記載だった。松川るい参院議員も2019年~21年は10万円~58万円だったのに、22年は88万円に増えた。

 2019年の選挙では橋本聖子元五輪担当大臣が不記載額は2018年と20年は200万円台だったのに、19年は1566万円と不記載額が7倍以上になっていた。世耕弘成元官房副長官も18年~21年では102万~476万円の中で19年は604万円。太田房江元経済産業副大臣も18年~20年で16万円~40万円が19年は158万円だった。(編集担当:森高龍二)

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