「爆上戦隊ブンブンジャー」注目のキャスト陣がついに明らかに! 井内悠陽らが“爆上げしたこと”を発表

テレビ朝日系で3月3日からスタートするスーパー戦隊シリーズ第48作「爆上(ばくあげ)戦隊ブンブンジャー」(日曜午前9:30)。その制作発表会見が行われ、注目のキャスト陣や主題歌が発表された。

ヒーロー自らがスーパーマシンを作り上げるという“車”ד作る”をテーマにした「爆上戦隊ブンブンジャー」は、子どもたちに圧倒的な人気を誇る“車”をモチーフに、タイヤやスピードメーターをイメージしたレーシングスーツに身を包んだヒーローが、困難を知恵と技術で乗り越えていく物語。人間の悲鳴エネルギー“ギャーリソン”を集めるために、地球をターゲットとして人々を襲い始めた大宇宙侵略大走力団“ハシリヤン”を相手に、主人公・範道大也(はんどう たいや)を中心に結成したブンブンジャーが戦っていく。

主人公・ブンレッド/範道大也を演じるのは井内悠陽。開発と改造の達人で、車が大好きな“届け屋”である大也について、井内は「すごく頼りになるキャラクター」と語る。「誰よりも熱い心は持ってるんですけど、それを内に秘めているタイプ。それが魅力でもあるし、難しいところでもあると思っているのですが、それが一番見えるのが目だと思っているので、見ている人たちに、目の奥が燃えていると思ってもらえるように頑張りたいと思います」と気合十分だ。

葉山侑樹が演じるのは、ブンブルー/鳴田射士郎(めいた いしろう)。スーツ姿が特徴的な“情報屋”として大也をサポートしながら、戦闘時には敵の弱点を探っていく、プロ意識の高いキャラクターだ。「普段は4人からも、周りからも、“しゃーしろー”という愛称で呼ばれているので、皆さんに格好いいと思われて、そしてたくさんの人に愛される、そんなしゃーしろーを演じてまいります」と意気込んだ。

ブンピンク/志布戸未来(しふと みら)に扮(ふん)する鈴木美羽は、「自分の中で近いところもあって、演じていてすごく楽しいですし、演じやすいなと思っています」と早くも手応えを感じているよう。「とにかく明るくて天真らんまんで、元気印のような女の子。ブンブンジャーの中でムードメーカー的な存在です。運転がとっても得意なので、そちらにも注目していただきたいなと思います」と“運転屋”未来の魅力を伝えながら、「未来が映るたびに視聴者の方が元気になるような、愛される存在になっていけたらと思います」と笑顔を見せた。

ブンブラック/阿久瀬錠(あくせ じょう)を演じる齋藤璃佑は、「ヒーローが大好きで、小さい頃からなりたいと思っていたのですごくうれしいです!」と喜びを爆発させた。普段は制服警察官として街の安全を守る“警察屋”でありながら、ブンブンジャーとしても活躍する二刀流のキャラクターを表現するにあたって「小さい頃から憧れていたヒーローに、本当になれる日が来るとは思っていなかったので、すごくうれしい気持ちなのですが、その気持ちをかみ締めながら精いっぱい頑張っていこうと思います」と熱い思いを口にした。

相馬理は、ブンオレンジ/振騎玄蕃(ぶれき げんば)役。神出鬼没でありながら必要なものを調達して届ける“調達屋”に「正直、素性が謎ではあるので、僕自身もこれからどうなっていくのか、とても楽しみであります。今回、このメンバーの中では最年長ではあるんですけど、笑顔と元気で、風邪ひくこともなく、頑張ります」と落ち着いたコメントを披露。すると、鈴木から「すごく無邪気で、このあいだ雪が降った時に、『雪だ!』って1人で駆け回ってたんですよ」と思わぬエピソードが飛び出すと、照れ笑いを浮かべる場面も。

既に仲のよさが垣間見える和気あいあいとした雰囲気の中、最新の番組紹介の映像が公開された。映像ではブンブンジャー5人を支えるクルマ型宇宙人のブンドリオ・ブンデラスの声を松本梨香が担当することも発表。松本からビデオレターが届き、「ブンドリオ・ブンデラスはですね、みんなからブンブンって呼ばれてます。だから、みんなも気軽にブンブンって呼んでください!」と言いながら、「ヒーローの相棒として、特殊なトレーラーに変形したり、巨大化して敵と戦ったり、すごく格好いいんですけど、カレーとかも作っちゃうおちゃめで愛嬌(あいきょう)のあるヤツです。これからもみんなに愛されるブンブンを演じたいなと思っております」と宣言。続けて「私事ではございますが、クールジャパン広報大使に任命されまして、この『ブンブンジャー』をどんどん世界に広めていきたい、届けたいと思っておりますので、2024年はキャストの皆さんと『ブンブンジャー』で爆上げていきます。皆さん応援よろしくお願いいたします!」とメッセージが送られた。

また、ブンブンジャーと戦う宇宙のならずもの、大宇宙侵略大走力団“ハシリヤン”トリオ幹部を担当する豪華声優陣も明らかに。デコトラーデは諏訪部順一、イターシャは水樹奈々、ヤイヤイ・ヤルカーは諸星すみれが担当することになった。この敵キャラクターのデザインは漫画家・島本和彦氏が担当していることも併せて発表され、ブンブンジャーとどんな掛け合いを見せるのか注目が集まる。

さらに、作品をより一層盛り上げる主題歌も決定した。オープニングテーマには“アニソン界の重鎮”こと遠藤正明が歌う「爆上戦隊ブンブンジャー」、エンディングテーマにはブンドリオ・ブンデラスを演じる松本が歌う曲「コツコツポンポン」。4月3日にオープニングとエンディングそれぞれを収録したCDと配信がリリースされる。

トークパートでは、「ブンブンジャー」の出演が決まった時の心境を聞かれると、「マネジャーさんから『面談がしたいから事務所に来てほしい』と言われた」という井内は、「合否とか関係なしに、10分くらい世間話をしていたら、急に『井内くん、戦隊のレッドに決まりました!』と言われて。本当にその時は頭が真っ白で、よく衝撃的なことを聞いた時に『夢じゃないのか…?』みたいに感じると思うんですけど、それにすらならなくて(笑)。『井内くん』と言われて『あ、自分か』となって、『戦隊です!』と言われて『あ、あの戦隊か!』みたいな(笑)。初めて聞いた時は本当に衝撃でした」と回顧。

帰宅する道中で合否の連絡をもらったという葉山。「マネジャーさんから電話がかかってきたので、すぐに『これは合否なのかな』と思って出たら『戦隊の合否なんだけど』と言われたんです。『なんだけど…』ということは駄目だったのかなと思ったんですけど、『受かりました!』とテンション高く言っていただいて、なんというか、沈んでから上げられたような感じでした(笑)」と振り返る。ただ、“戦隊のブルー”には並々ならぬ思いを抱いていたようで、「ブルーがよかったので『何色ですか!?』と聞いて、『ブルーです!』と言われてから余計に爆上がって。『王様戦隊キングオージャー』の(トンボオージャー/ヤンマ・ガスト役の)渡辺碧斗くんと、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の(サルブラザー/猿原真一役の)別府由来くんとプライベートで少しだけ交流がありまして。2人からのバトンを受け取りたいなと思ってオーディションに参加していたので、ブルーになって本当にうれしかったです」とすてきなエピソードが明かされた。

井内と同様にマネジャーから事務所に呼ばれたという齋藤は「何の話かは聞いていなくて、とりあえず会議室で待っていたらドアが開いて、マネジャーさんが開口一番に『おめでとう!』と言ってくれまして。『何がですか!?』と言ったら『戦隊、決まりました!』とブンブラックに合わせてチョコレートケーキを持ってきてくれました。世界一おいしいチョコレートケーキを食べて、喜びをかみ締めました」とマネジャーからの粋な計らいを受けながら、憧れのヒーローになることを実感したようだ。

そんな齋藤は今回の出演をまだ親には言っていないことを告白。「親からは『仕事どうなんだ?』と心配の連絡も来るんですけど、まだ言ってないんです。この配信を見るのがたぶん初めてで」という言葉に、キャスト陣も驚きの声を上げる。親へのメッセージを求められると、「19年間育ててくれてありがとうございます。小さい頃から憧れていたヒーローになりました。これからも頑張りますので、支えてください」と感謝の言葉をカメラ越しに伝えた。

鈴木と相馬には、車がモチーフの作品にちなみ、「車で行ってみたい場所」を聞かれる場面も。“運転屋”を演じる鈴木だが、「車の免許は持っているんですけど、実はペーパードライバーで…友達とドライブに行く時も助手席で」という意外な告白をするも、「だから、まずは東京の狭い道もスイスイと1人で運転できるようになりたいなと思っています。ずっと運転したいなと思ってるんですけど、ちょっと怖いなとも思ってしまって。これを機に、もう1回ハンドルを握ります!」と新たな目標を掲げた。

「ずっと行ってみたかったところがあって」という相馬は、「山口の角島大橋。海の中に1本の橋があるんですけど、それこそオープンカーとかで颯爽と走りたいというのが僕の夢でもあり、希望でもありますね」と大人らしい回答が。「地元が静岡で、海が近かったので海に引き寄せられるんですね。浜辺と波際を走りたいですね」とコメント。

その後、キャスト5人に「今まで皆さんが一番爆上がった出来事は?」という質問が投げ掛けられる。相馬が「このお仕事が決まった瞬間というのがやっぱり最近で一番爆上がりありましたね。受かった喜びっていうのはとてつもなく大きかったです」と言うと、多くのメンバーがオーディション合格のことを挙げた。

そんな中、齋藤は演じる“警察屋”らしい、正義感あふれるエピソードを。「以前、迷子の女の子が目の前にいた時に、助ける勇気が出なくて。女子高生が僕の前でその迷子の子を抱えて去っていく姿を見て、“負けた”と非常に悔しい思いをした経験があったんです。そこから、町の人たちに目を向けて、いろいろな人を助けることを目標に頑張っていて。最近は、ハンカチを拾ったり、ICカードを拾ったり、赤ちゃんが落とした靴を、そのことに気付いていないお母さんのところに走って届けたり、本当に警察官みたいなことをしていて(笑)。自分の成長を感じた時に気分が爆上がります」という話に、会場からも拍手が起きた。

麺類が大好きだという鈴木は、「3年ほど前に仕事で京都に行った時に、スタッフさんとみんなでお昼ご飯を食べようとなって、スタッフさんおすすめの『中華のサカイ本店』という中華屋さんの冷やし中華を食べたんですよ。それが今まで食べた冷やし中華の概念が覆るくらい本当においしくて! ずっと食べたいなとここ3年ずっと考えていたのですが、ようやく1、2カ月前に京都に行く機会があって、その時に食べられた時は心底爆上げでした! この世の冷やし中華の中で一番おいしいです」と目を輝かせた。

クールな“情報屋”を演じる葉山からはかわいらしいエピソードが飛び出す。「趣味でグッズを集めることと、アニメが大好きなんですけど、ちょうど僕の大好きなアニメの一番くじがあって、5回引いたらフィギュアとかばんが当たって爆上がりました」と神引きエピソードを披露。そんな神引きをしたかばんをとても大事にしているらしく、「持っていかなくていい時もずっと持っているんですよ」と鈴木が暴露すると、「お気に入りすぎて、セットからスタジオに入る時にも絶対に持っていっていますし、雨の時はアウターの中に入れるくらい大事にしています」と真剣な表情を見せた。

そして、井内は「事務所に所属したのが高校を卒業してからだったので、去年からオーディションなどいろいろ受け始めて、初めてCMのオーディションに受かった時も、『ブンブンジャー』と同じぐらいすごくうれしくて。その時、家族から『おめでとう』と言ってもらえて、爆上がった瞬間でした」と懐かしんだ。今作への出演が決まった時も、家族から祝福の声を受けたそうで、「僕以上に喜んでくれました。結構あ然としている感じだったんですけど、『やっとだね。おめでとう!』と言ってくれて、お母さんは泣いてました」と、家族とのエピソードを語った。

会見の最後には井口から「今回、『爆上戦隊ブンブンジャー』が48作目の戦隊シリーズ作品ということで、今までたくさんの人たちが一つになってこのシリーズをつないできてくれたと思うので、最後まで僕たちがこの作品を全力で爆上げて、エネルギーも熱もパワーも爆上げて、見てる人たちが元気になってもらえるように、楽しんでもらえるように爆上げていきます。応援よろしくお願いします!」とメッセージを発信し、会見を締めくくった。

なお、「ブンブンジャー」のキャスト陣をもっと深掘っていくべく、初回放送前日の3月2日午後6:30から「爆上戦隊ブンブンジャー 放送前夜祭!キャスト深堀りスペシャル」の配信が決定。スペシャルゲストも登場予定の配信の詳細は、番組公式サイト、公式SNSで公開される。

© 株式会社東京ニュース通信社