マカオ、カジノで負け四面仏から賽銭盗む…中国人の男2人逮捕

マカオ治安警察局が公表した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 マカオ治安警察局は2月17日、タイパ島のマカオLRT運動場駅近くにある四面仏から賽銭を盗んだとして無職の中国人(中国本土居民)の30代と40代の男2人を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月15日早朝、紐などの工具を使って四面仏の賽銭箱から現金を盗んでいるような人物を見かけたする通行人による通報があり、警察官が現場へ急行したところ、付近の草むらで現金を数えていた男2人を発見し、職務質問を実施。この際、2人は賽銭箱から盗んだと見られる1490香港ドル(日本円換算:約2.9万円)及び640パタカ(約1.2万円)の現金を所持していたことがわかったほか、近くから犯行に使われたとみられるテープと紐、10点以上の利是封(ポチ袋)が見つかり、逮捕に至ったとのこと。

マカオ治安警察局が公表した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 同局の調べに対し、1人はカジノで負け生活維持のため賽銭を盗んだと犯行を認め、もう1人については盗みには関与しておらず横で見ていただけと犯行を否認したという。

 また、2人が滞在先していたホテル客室の捜索で約8万3000香港ドル(約159万円)と約2500パタカ(約4.7万円)の現金が発見されたが、2人とも現金の出所について合理的な説明をできず、同局では窃盗により得たものである可能性も排除できないとし、2人を加重窃盗罪で検察院送致したとのこと。

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