山形に留学、魅力満載 県、初のバスツアー

写真を撮りながらイチゴ狩りを楽しむ留学生=寒河江市・ストロベリーファーム

 留学生を含む優秀な外国人材の受け入れ拡大・定着を目指す県は17日、山形で学ぶ留学生に県内の魅力を体感して、交流サイト(SNS)で発信してもらうバスツアーを初開催した。参加者が各地を巡り、食や自然、文化に触れた。

 本県の留学生数は都道府県で下から2番目に少ない。この日は県が“やまがた留学”の魅力発信を期待して委嘱しているマレーシア、インドネシア、韓国、日本の「やまがた留学アンバサダー」5人を含め13人が参加。寒河江市でイチゴ狩り、戸沢村で最上川舟下りを楽しんだほか、新庄市の新庄東山焼で陶芸を体験。銀山温泉を散策した。

 ボングー・ビビ・イー・ティングさん(27)=マレーシア=は「イチゴは色もきれいでおいしい」と真っ赤な実を頬張り、スマートフォンで“映える”写真を撮影していた。陶芸体験で皿とコップを作ったアシャト・アフリン・シャイクさん(27)=インド=は「緑色のうわぐすりを選んだ。陶芸は楽しく、出来上がりが楽しみ」と笑顔を見せた。

© 株式会社山形新聞社