ロイヤルズがブルペン補強 Rソックスから右腕シュライバーを獲得

今オフ、積極的な補強を見せているロイヤルズがさらなる補強に動いた。日本時間2月18日、ロイヤルズはマイナー右腕のデービッド・サンドリンをレッドソックスへ放出し、救援右腕ジョン・シュライバーを獲得するトレードが成立したことを発表。J・J・ピコーロGMは「様々な状況で投げられるリリーバーを探していた」と過去2年間で110試合に登板して9セーブ&32ホールドを記録しているシュライバーの獲得を喜んだ。なお、ロースターの枠を空けるために、ロイヤルズは右腕カイル・ライトを60日間の故障者リストに登録している。

現在29歳のシュライバーは2019年にタイガースでメジャーデビュー。2021年2月にウエーバーでレッドソックスへ移籍すると、2022年に64試合で4勝4敗8セーブ、22ホールド、防御率2.22の大活躍を見せた。昨季は右大円筋を痛めて2か月以上にわたって戦列を離れたため、46試合(うち2先発)の登板にとどまり、2勝1敗1セーブ、10ホールド、防御率3.86と成績が悪化。しかし、故障はすでに完治しており、今季は2022年のような安定したピッチングが期待される。

シュライバーはサービスタイム(=メジャー登録日数)が3年を超えたところであり、FAまであと3年保有できる点も大きな魅力だ。同じく新戦力のニック・アンダーソンやクリス・ストラットンとともに、リード時の6~8回を担当し、クローザー候補のウィル・スミスやジェームス・マッカーサーにバトンを渡す役割を担うことになるだろう。先発陣にはマイケル・ワカとセス・ルーゴも加入しており、ロイヤルズ投手陣は一気に層が厚くなった。

2022年ドラフト11巡目指名でロイヤルズに入団したサンドリンは22歳の先発右腕。プロ2年目の昨季はマイナーA級とA+級で合計14試合に先発し、4勝2敗、防御率3.51、87奪三振を記録した。MLBパイプラインによる球団別プロスペクト・ランキングではロイヤルズの19位にランクインしていたが、シュライバーの対価としてレッドソックスへ移籍することに。チーフ・ベースボール・オフィサーのクレイグ・ブレスローは「シュライバーを放出するのは簡単な決断ではなかったが、私の仕事はチームのために最善を尽くすことだ。サンドリンはいいボールを投げるし、人間性の面でも優れている」と語った。

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