【宮崎県・馬ヶ背からの地球が丸すぎた】遮るものは何もない!海と空がどこまでも続く日向岬の絶景観光スポット

宮崎県日向(ひゅうが)市日向岬にある「馬ヶ背」は、言わずと知れた絶景スポット。海から見たときに馬の背に似ていることからその名前がついたそう。海にせり出したガラス張りの展望スペース「馬ヶ背展望所スケルッチャ!」からは、圧巻の柱状節理とダイナミックな断崖絶壁を見下ろせます。さらにそこから5分ほど歩いたところにあるのは、日向岬展望台。遮るものが何もない太平洋の大パノラマはこの上ない開放感です。遠いけれど訪れる価値がある、宮崎県の絶景スポットを現地ルポで紹介します。

日向岬・馬ヶ背へのアクセス

宮崎市より北部に位置する日向市。馬ヶ背までは、宮崎空港から車で約1時間20分、JR宮崎駅から車で約1時間15分ほどです。高速道路を使っても、これくらいの所要時間になります。筆者らは「馬ヶ背展望所スケルッチャ!」をカーナビの目的地に設定。こぢんまりとした売店「馬ヶ背茶屋」がある駐車場にたどり着きました。

駐車スペースの少なさにやや驚いたのですが、車を降りて確認してみると一段低い場所にも駐車場がありました。駐車場代は無料です。「馬ヶ背茶屋」にもお土産が売っていました。少し歩いた先の展望台にはトイレはないので、こちらでトイレを済ませておくのが安心です。

駐車場にはテーブルとベンチもあり、おそらく3世代家族と思われる外国人観光客の姿がありました。宮崎空港からも結構な距離がある馬ヶ背にわざわざ来るという、ガッツと好奇心の高さに思わず感心する筆者。「この目で絶景を見てみたい」という好奇心からくる旅心は世界共通。いくつになってもそんな好奇心を持っていたいものですね。

2022年にリニューアル!ガラス張りの「馬ヶ背展望所スケルッチャ!」

話を戻します。遊歩道を少し進んで行くと、細島灯台への道と、馬ヶ背への道に分かれています。ここから少し歩くと「馬ヶ背展望所スケルッチャ!」が見えてきます。

現地を訪れてみて、ガラス張りになっているからスケルッチャ!なのだと理解しました。ガラス張りにリニューアルされたのは2022年なのだとか。新しいのでとてもきれい。定員は6名、滑りやすいので特に雨天時などは足元に注意が必要です。

もちろん足元もガラス張りになっていてスリル満点。高所恐怖症だと少し足がすくむかも。

目の前には迫力満点の馬ヶ背が! その名の通り、海上から馬の背のように見えることからこの名前になったそうです。

正面からだとわかりづらいのですが、左側から見るなど角度を変えると、柱状節理がよく見えます。まさに自然が創り出した、壮大な風景です。

視界を遮るものは何もない!遊歩道の先にある展望台

遊歩道をさらに進むと、日向岬の先端から海を眺められるポイントにたどり着きます。こちらが日向岬展望台。先端へと続く道は、まるで海へと続く道のようで雰囲気があり、絶好の写真映えスポット!

目の前にただ広がる海と空。こんなに海と空だけを眺められる場所ってほかにあったでしょうか。日本の果てに来た、というような感覚と、地球の丸さを実感するような、不思議な感覚がありました。

展望台のわきに見えるのは、まるで動物の頭のようにも見える陸地。自然のチカラによって削られた、独特な形状をしています。

そして海の色が本当にきれい……。見てください、このグラデーション! 2月でこの美しさに驚きです。

細島灯台もある

馬ヶ背展望所スケルッチャ!や日向岬展望台から少し歩きますが、高台には「細島灯台」もあります。階段を登っていくため、日ごろ運動不足な筆者にはややハードでしたが……せっかくなので近くまで行ってみることに。

海運の発展に伴い建設された細島灯台は、明治43年5月10日に点灯したそう。建設当初は六角形のレンガ造りだったそうですが、その後改築と改良を経て現在の姿になりました。

近くにある「願いが叶うクルスの海」も寄ってみて

馬ヶ背から車で3分ほどの場所には、願いが叶うクルスの海もあります。すぐ近くなので、こちらにも立ち寄ってみてください。

宮崎県の絶景スポット

宮崎県といえば高千穂峡が有名な観光スポットですが、海が好きなら馬ヶ背もぜひ訪れてほしい絶景スポット。日向岬展望台で、どこまでも広がる海と空を眺めながら、この上ない開放感が味わえますよ。

馬ヶ背

住所:宮崎県日向市細島1-1

電話番号:0982-54-6177(馬ヶ背観光案内所)

営業時間:

馬ヶ背茶屋

10月~3月 8:40~17:20

4月~9月 9:10~17:50

定休日:12月31日

アクセス:宮崎空港から車で約1時間20分/JR宮崎駅から車で約1時間15分/JR日向市駅から車で約15分/東九州自動車道 日向ICから車で約14分

駐車場:70台(無料)

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[All Photos by Aya Yamaguchi & Chika]

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