20代男性の平均年収
国税庁 長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、20代男性の平均給与は表1の通りです。
表1
※国税庁 長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
表1より、26歳男性で年収が300万円の場合は、同世代の平均よりも120万円ほど年収が低いことが分かります。
20代全体の平均も含めて考えると、現在の年収に加えて55万円~120万円ほどあれば同世代の年収に近づき、相手のご両親から認められる可能性が高くなるでしょう。
また、20代はキャリア形成の途中である方も多く、勤続による年収増加が見込める年代です。
次章では、勤続年数別の平均年収についてご紹介します。
勤続年数別の平均年収
同調査によると、勤続年数別の平均給与は表2の通りです。
表2
※国税庁 長官官房企画課「令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
表2より、勤続年数が長くなるにつれ、年収は上がっていくことが分かります。
また、同調査において勤続年数35年未満までは年収が上がり続けることも示されています。
以上より、20代の時点で年収が同世代の平均を下回っていても、勤続年数を重ねると年収は増加しやすいといえるでしょう。
しかし、昇給制度はお勤めの会社によっても異なります。
今後の見通しを立てるために、昇給制度を確認しておくこともおすすめします。
年収を上げるための方法
勤続のほかにも、年収を上げるための方法として以下の方法が挙げられます。
__●資格を取得してスキルアップして昇給を目指す
●より給与の高い会社に転職をする__
勤続によって目標とする給与が見込めない場合にも、多様な選択肢があるため、ご自身の状況に合わせて行動していくことをおすすめします。
勤続年数が上がると、給与も上がる傾向にある
20代男性の平均給与は355万5000円です。
また、25~29歳の男性の平均給与は420万円であるため、26歳で年収300万円の場合にはそれぞれの平均よりも55万円~120万円ほど低いことが分かります。
しかし20代では、まだ働き始めたばかりの方が多かったり、転職して間もないという方もいたりと、さまざまな状況の方がいらっしゃるでしょう。
勤続年数を重ねるにつれて、年収が上がりやすいこともデータに示されています。
昇給制度を確認したうえで勤続年数を重ねていき、着実に年収を上げていきましょう。
また、勤続しても年収の増加が見込めない場合には、資格取得などのスキルアップをしたり、転職したりする方法もあります。
ご自身の状況に応じた方法を選択しましょう。
出典
国税庁 長官官房企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-(21.22ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー