鹿児島市は、市民が行政手続きに関する案内や子育て情報をオンラインで確認できる2種類のサービスを始めた。どちらも24時間365日、市ホームページか公式LINEからアクセスできる。開庁時間に関係なく、市民一人一人のニーズに応じた情報を提供する狙い。
サービスの一つは「くらしの手続きナビ」。利用者は、転出入や結婚などの7項目について○×形式の設問に応えていくと、手続きの手順や必要な持ち物、窓口となる担当課が案内される。所要時間は2~7分。
市デジタル戦略推進課によると、これまでは年度初めを中心に市民から各課への問い合わせが殺到し、対応が遅れがちになっていた。光裕志課長は「事前に疑問が少しでも解消され、手続きしやすくなればいい」と期待する。
また市は、自動応答システム「AIチャットボット」を活用した子育て情報の提供や悩み相談への対応も開始。「ひとり親支援」や「児童手当のもらい方」などのキーワードを入力して質問すると、AI(人工知能)が答えたり、相談先を紹介したりする。
市こども政策課は「情報を集約し、多忙な子育て世帯にも簡単にアクセスしてもらえたら」としている。