ヤブツバキの魅力感じて 平戸3会場で「フェア」 きょうまで 

愛好者のヤブツバキの鉢物が並び、熱心に見入る来場者=平戸市未来創造館

 早春の平戸を彩る「平戸つばきフェア」が17日、平戸市役所近くの3会場で始まった。18日午後4時まで。
 市内に広く自生する市の花木・ヤブツバキの魅力を紹介する狙い。市未来創造館(岩の上町)の会場では「第47回椿まつり」(平戸園芸愛好会主催)があった。会員約15人が平戸原産種「江里山覆輪」「笹鳴(ささなき)」などの鉢物約30点を展示。同会の𠮷永保雄事務局長(73)は「自然が相手なので、花の時期を合わせるのが難しい。来場者に見てもらえる鉢が用意できてよかった」と話した。
 国登録有形文化財「大曲家住宅」(同町)会場では佐賀県唐津市の陶芸家の作品と一輪挿し、森酒造場「明治蔵」(平戸市新町)では一輪挿し、生け花と刺し子作品20点の展示があり、愛好者らが熱心に見入った。

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