Dバックスが左腕キラーのグリチック獲得 1年200万ドルとの報道

ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは「まだ補強は完了していない」と話していたが、その言葉通りにさらなる戦力補強に動いた。日本時間2月18日、ダイヤモンドバックスはエンゼルスからFAとなっていたランドール・グリチックと2025年の相互オプションが付属した1年契約を結んだことを発表。関係者によると、今季の年俸は150万ドルで、来季は年俸600万ドルの相互オプション(またはバイアウト50万ドル)になっているという。また、今季の打席数に応じて最大350万ドルの出来高が設けられているようだ。

現在32歳のグリチックはブルージェイズ時代の2019年に自己最多の31本塁打を放つなど、メジャー通算191本塁打の実績を誇る外野手である。昨季はロッキーズとエンゼルスで合計118試合に出場し、打率.267、16本塁打、44打点、2盗塁、OPS.780を記録。特に左腕に対して打率.328、8本塁打、OPS.995と素晴らしい成績を残した(対右腕は打率.244、8本塁打、OPS.695)。

ヘイゼンGMは「ロースターの強化のために、我々はあらゆる選択肢を検討した。1人の野球選手として、彼のことをとても気に入っている。外野をどこでも守れるし、左腕にも強いからね」とグリチック獲得の狙いを説明。ダイヤモンドバックスは指名打者要員としてジョク・ピーダーソンを獲得しているものの、ピーダーソンは左腕を極端に苦手としているため、ピーダーソンとグリチックでプラトーンを形成する構想のようだ。

また、外野3ポジションを守れるグリチックの加入により、トーリ・ロブロ監督は左翼ルルデス・グリエルJr.、中堅アレック・トーマス、右翼コービン・キャロルという外野陣に休養を与えることも可能になった。場合によっては、グリチックが守備に就き、グリエルJr.やキャロルが指名打者として出場するケースも出てくるだろう。

なお、グリチック獲得に伴い、ロースターの枠を空けるために、昨年9月にトミー・ジョン手術を受けた右腕ドレイ・ジェイムソンが60日間の故障者リストに登録されている。

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