コンビニ豚汁を食べ比べ!ファミマ・セブン・ローソンでごはんに合うのは?→1つだけ予想外の味わいで驚いた。

おにぎりやお弁当などメインメニューを食べる時の"あと一品"として、手に取りたくなる豚汁。

今回は、コンビニ大手3社(ファミリーマート・セブン-イレブン・ローソン)の豚汁を食べ比べています。総重量やごはんとの相性などを交えながら、お伝えします。

総重量はローソンが一歩リード

容器の重さも含めた総重量は、ローソンが一歩リードで329g。続いて、ファミリーマート301g、セブン-イレブン297gです。

ファミリーマート「だしの香り広がる豚汁」428円(税込)実食レポ

スープにかつお節粉末とごぼうを使用し、旨みと香りをきかせた豚汁に仕上げています。具材は7種類(人参、こんにゃく、油揚げ、青ねぎ、豆腐、里芋、豚肉)。販売地域は、北海道・東北・関東・北陸・関西です。静岡県の一部では取り扱っていません。

1包装当たり、184kcal・たんぱく質11.0g・脂質11.6g・炭水化物10.1g・食塩相当量3.6gです。

スープからごぼうのような香りが漂います。具材は下の方に沈んでしまいました。

ごぼうの旨味をベースに、かつお節や味噌のおいしさが感じられるスープに。豚肉の旨味も混ざりあい、バランスよく仕上がっています。

ひとくち大サイズにカットされている具材。たっぷりと入っていて、最後まで物足りなさを感じることはありません。

ネット上では「具がたっぷり入っていて嬉しい」「温めたごはんを入れて食べても◎」とポジティブな意見が集まっています。

セブン-イレブン「ごろっと具材のコクうま豚汁」367円(税込)実食レポ

具材は8種類(玉ねぎ・豆腐・大根・豚肉・じゃがいも・こんにゃく・人参・ごぼう)。具材は全体的に大きめにカットされているのが特徴的。合わせ味噌を使用した風味豊かで、コク深く、具材感のある豚汁に仕上げています。販売地域は関東。

1包装当たり147kcal、たんぱく質8.5g・脂質9.5g・炭水化物8.5g・食塩相当量2.5gです。

スープの色合いは薄めですね。豆腐や豚肉がスープからみえています。

豚肉と味噌の旨味が口の中を通り抜けていくスープです。豚汁のイメージに沿った王道の味わいではないでしょうか。

大きくカットされている具材。推しの具材は大きなじゃがいもです。口いっぱいに広がるホクホク感がたまりません。ごはんと共に食べたくなる味わい。

ネット上では「商品名通り具材がごろっと入っていてよい」「豚汁らしい香りがする」という声が出ています。

ローソン「7種具材を食べる豚汁」430円(税込)実食レポ

具材は7種類(玉ねぎ・豚肉・じゃがいも・大根・人参・葉大根・ごぼう)。豆腐が110g入っているのが個性的です。北海道・東北地域のローソンでは販売していません。

1包装当たり183kcal、たんぱく質17.3g・脂質9.2g・炭水化物9.8g・食塩相当量2.77gです。

豚汁というよりは、スープの色合いが半透明で、野菜スープやポトフのようなビジュアルです。

葉大根のような酸味や玉ねぎの苦みなどが出ていて、見た目通り野菜スープやポトフのような味わい。これはこれで良いのですが、豚汁かと問われるとイメージにそぐわない味です。ごはんよりもパンと相性が良さそうです。

具材はよく煮込まれていて、口あたりは良いですね。

ネット上では「贅沢感がある」「想像してた豚汁の味わいではないような......」といった口コミが出ています。

ごはんと合わせるならばファミマ「だしの香り広がる豚汁」がおすすめ

コンビニ大手3社ともに具だくさんで満足度の高い豚汁。メインメニューのお供にぴったりなものばかりですね。

セブン-イレブン「ごろっと具材のコクうま豚汁」は、具材が大きくカットされていて食べ応えがあります。ごはんとも相性が良い王道の豚汁ですが、具材が大きすぎるため、ごはんを中に入れるのには向いていません。一方の、ローソン「7種具材を食べる豚汁」は従来の豚汁の味わいとは異なるトリッキーな仕上がりで、パンとの相性が良さそうです。

2社と比べてファミリーマート「だしの香り広がる豚汁」は、具がたっぷり。具材はひとくち大サイズにカットされていますので、ごはんと合わせるだけでなく、ごはんそのものを「だしの香り広がる豚汁」の中に入れても楽しめそうな一品。したがって、ごはんと合わせるといった観点からは、ファミリーマートが最もおすすめです。

具だくさんで食べ応え抜群のコンビニ豚汁。みなさんもぜひとも楽しんでみてくださいね。

筆者:グルメライター 相場 一花
飲食チェーン店のメニューを年間100食以上食べ比べる、飲食チェーン店お持ち帰りマニア。コンビニや話題のグルメショップにも足を運んでいます。

© 株式会社ジェイ・キャスト