群馬県の高校入試倍率、20年間で高崎高が大きく低下

 群馬県内の公立高2024年度入試の倍率が確定した。上毛新聞は男女別学の伝統校6校(前橋、高崎、太田、前橋女、高崎女、太田女)について、前・後期選抜が一本化された今回(24年)と、04~23年の過去20年分の後期日程の倍率を折れ線グラフにして比較した。

 男子校の今年の倍率は高崎1.24倍、前橋1.20倍、太田1.03倍。高崎は20年まで1.4倍超の高倍率を維持していたが21年に大きく落ち込み、その後、乱高下している。前橋は1.4倍を超える年もあったが、近年はおおむね1.2倍前後で推移している。太田は今年、21年間で最低の倍率を記録、最近は1.1倍を割り込む年が続いている。

 女子校は高崎女1.15倍、太田女1.10倍、前橋女1.09倍の順だった。高崎女はおおむね1.2~1.4倍の間で行き来していたが、今年は過去最低の倍率となった。太田女は15年と22年に定員割れを経験、今年はやや回復した。前橋女は09年の1.44倍をピークに低下傾向が見られ、今年は初めて1.1倍を下回った。

 詳しい分析記事を後日掲載する。

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