有望株ホリデイが開幕ロースター入りに意欲 「準備はできている」

オリオールズのマイク・エライアスGMは、球界ナンバーワン有望株と目されるジャクソン・ホリデイのメジャー昇格は近いと確信しており、開幕ロースター入りについて「非常に強い可能性がある」と話している。強打者マット・ホリデイの息子として知られる20歳の遊撃手は、開幕からメジャーでプレーする可能性について尋ねられ、「もちろんそのつもりだよ。できる限りの準備はできている」とコメント。2022年ドラフト全体1位で入団した有望株は、2024年シーズンの開幕スタメンに名を連ねることになるのだろうか。

ホリデイはマイナーで初のフルシーズンとなった昨季、A級(14試合)からスタートし、A+級(57試合)、AA級(36試合)を経てAAA級(18試合)に到達。マイナー合計で125試合に出場し、打率.323、12本塁打、75打点、24盗塁、101四球、出塁率.442、OPS.941の好成績を残した。守備では本職の遊撃(98試合)のほか、メジャー昇格後を見据えて二塁手(20試合)や三塁手(2試合)としても出場している。

もちろん、ホリデイには開幕スタメンの座が確約されているわけではない。スプリング・トレーニングで結果を残し、開幕ロースター入りを勝ち取らなければならない立場だ。ホリデイは「この立場にいられるのは素晴らしいことだし、ワクワクしているよ。開幕ロースター入りを果たすことができれば、それは素晴らしいことだ。励みになるし、とても楽しみだね」と競争に意欲を見せる。まだ20歳だが、同僚のグレイソン・ロドリゲスが「年上に見えるよ」と語るように、プロ入り3年目の新人選手とは思えないような存在感を放っている。

エライアスGMによると、ホリデイがメジャー昇格を果たした場合、本職の遊撃だけでなく、二塁を守る機会も多くなる見込みだという。アダム・フレイジャーがFAで退団したため、二塁を守れる左打者が不足しているからだ。オフシーズンの自主トレでは二塁の守備練習にも積極的に取り組んでいたホリデイ。自身に何が求められているかをしっかり理解しており、オープン戦で結果を残すことができれば、開幕ロースター入りの可能性は高そうだ。

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