ペップがチェルシー戦で無得点のハーランドを擁護「彼を責めることはしない」

写真:プレミアリーグの得点ランキングトップに立つハーランド

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、現地時間2月17日に行われたチェルシー戦にて、無得点に終わったノルウェー代表FWアーリン・ハーランドを擁護した。

試合は、前半にチェルシーのカウンターからラヒーム・スターリングが、古巣相手に得点を挙げ、先制に成功。後半に入るとボールを持ち続けたマンチェスター・シティが、83分にロドリがゴールをこじ開け、同点にすると、試合は1-1の痛み分けに終わった。

ハーランドはこの試合で9本のシュートを放ち、xG(ゴール期待値)を1.71を記録した。フリアン・アルバレスやケヴィン・デ・ブライネのクロスに合わせ、ゴールに近づいたシーンがあったものの、無得点に終わった。試合後には、フラストレーションを溜めた様子が見受けられた。

グアルディオラ監督は試合後の『Sky Sports』のインタビューで「9本のシュートを打てたのはいいことで、次はゴールを決めるだろう」と語り、ハーランドをかばった。

「私はサッカー選手として11年間プレーをし、11ゴールを決めた。なんて素晴らしい数字だろう。1シーズンに1ゴールだ。そんな私は、ストライカーにアドバイスをするのにふさわしくない」

「我々はチャンスを作ったし、彼にもチャンスがあった。次は彼がゴールを決めるだろうし、彼を責めることはしない。これがサッカーであり、人間のすることだ」

続けてグアルディオラ監督は「チームとしても、グループとしても前半は改善する必要があった」と試合を振り返り、次のように続けた。

「前半はタイトで、彼ら(チェルシー)はトランジションでチャンスを掴んだ。先制された後のプレーは本当に良かった。チェルシーのような落ち着きと威信を持ったチームと対戦する時は、試合を通して最高のパフォーマンスを発揮しなければならない」

現在プレミアリーグで16ゴールを挙げているハーランドは、得点ランキングで首位に立っている。そのハーランド擁するマンチェスター・シティは、現地時間2月20日に延期となっていたプレミアリーグ第18節ブレントフォード戦を控える。

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