アンディ・ラウ主演映画「紅毯先生」が惨敗状態、春節の映画市場から撤退

香港の俳優アンディ・ラウ(劉徳華)が主演の映画「紅毯先生(Something about us)」が16日、春節(旧正月)の映画市場から撤退し、時期を改めて上映再開することを発表した。

ニン・ハオ(寧浩)監督作品「紅毯先生」は話題作が集中する春節の映画シーズンに投入され、10日から公開されていた。「紅毯先生」の微博(ウェイボー)公式アカウントが16日夜、「この作品を共に完成させたいと思う観客の皆さまに、より適切な時期にお会いできるよう願います」とのメッセージを公開し、春節の映画市場からの撤退を表明した。

映画情報サイト「猫眼」が16日に公開したデータによると、封切りから7日間の「紅毯先生」の興行収入は約8300万元(約17億3300万円)だった。現在トップを独走する「熱辣滾燙」の27億元(約564億円)を筆頭に、「熱辣滾燙」と共に今年の春節の「ビッグ3」とされる2位のハン・ハン(韓寒)監督「飛馳人生2」 (ペガサス2)は23億元(約480億円)、3位のチャン・イーモウ(張芸謀)監督「第二十条」は14億元(約292億円)で、「紅毯先生」は惨敗の状況を示していた。

なお、今年の春節映画市場では、14日の時点でハン・イエン(韓延)監督の「我們一起揺太陽」が早くも戦線離脱を表明。3月30日から再び公開予定となっている。

「紅毯先生」は昨年9月、第48回トロント国際映画祭で世界初公開。中国ではもともと昨年11月17日から公開予定だったが、直前に予定の変更が発表され、2024年の春節映画市場への参入が明らかにされていた。(Mathilda)

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