『新空港占拠』羊・山本千尋、明かされる「獣」に加わった理由(※ネタバレあり)

羊の面をかぶっていた浜松詩を演じる山本千尋(日本テレビ)

櫻井翔が主演を務める日本テレビ系・土曜ドラマ『新空港占拠』(毎週土曜よる10時)。2月10日放送の第5話で、面を外したリーダー【龍】【羊】【兎】。17日放送の第7話では事件の真相とそれぞれの素性が明らかとなった。※ネタバレを含みます。

かながわ新空港の社長・天童(黒沢あすか)の“ウソ”を暴くために奔走する武蔵(櫻井翔)は、5年前に空港建設を巡って起きた殺人事件『百首事件』にたどり着いた。事件現場となった百首神社を調べる武蔵は、神社本殿で獣たちの足跡を見つけるが、その直後、神主から命を狙われ絶体絶命に。本庄(瀧内公美)の助けもあり、どうにか神主を取り押さえる。

すると百首事件の被害者・浜松功と神主は家族ぐるみの付き合いをしていたことが発覚。また2カ月前に撮られた神社の防犯カメラに神主が女性2人に獣の面を渡している映像が残されていた。

その2人の女性とは、浜松功の娘・浜松詩(山本千尋)と浜松奏(安斉星来)であることがわかった。【羊】の面を被っていたのは、姉・浜松詩。【兎】の面を被っていた妹・浜松奏。

百首事件は空港反対運動団体を立ち上げた姉妹の父親が、【猪】松長・(後藤剛範)【馬】堀江(竹内まなぶ/(カミナリ)・【牛】掛川(サーヤ/ラランド)たちに暴行の末に殺害された事件だが、監視カメラの別の映像では松長たち3人と一緒にいる浜松姉妹の姿も残されていた。

父親を殺した犯人たちと一緒にいる姉妹…!?

武蔵は神主を問い詰めると、神主はもともと5人は仲が良かったこと、しかし昔からの仲間の松長たちが自分の父を殺したことで姉妹が大きな衝撃を受けたことを明かす。

月日は経ち、父の墓参りをする姉妹の前に出所した松長・堀江・掛川が現れる。怒りで震える詩だが、さらにそこに現れたのは【龍】悠月(高橋メアリージュン)と【蛇】駿河(宮本茉由)だった。

実は、父は松長たちに殺されたのではなく、空港社長の天童(黒沢あすか)の命令で川越和夫(片桐仁)によって殺されたというのだ。すべては空港の開港を優先させるためだった。真実を聞いた詩と奏は、県警と空港への強い恨みから、『獣』に加わる決意をしたのだった――。

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