5氏の得票を一斉点検…2023年12月の上尾市議選、「10票差で次点落選」に異議 申し出の近藤氏が立ち会い作業

上尾市役所=埼玉県上尾市本町

 埼玉県上尾市選挙管理委員会は17日、昨年12月3日に投開票された同市議選(定数30)で、票を点検する開披調査を実施した。

 同調査は、最下位の当選者と10票差で次点となった無所属近藤泰介氏(43)によって当選の効力に関する異議申し出がされたため行われた。

 調査対象の票は、近藤氏と名前の表記が似ている当選者4人(新道龍一氏、新藤孝子氏、坂東知子氏、佐藤恵理子氏)の有効票および無効票と同選管が職権で必要と判断した近藤氏の有効票約1万票。

 調査は非公表で行われ、近藤氏が立会人となり、市職員ら15人が作業をした。5氏の得票を一斉に点検し、立会人の疑義があった票については後日、選管で再確認し、結果を報告書にまとめるとしている。

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