【理想の結婚相手の職業ランキングTOP10】1位に輝いた職業の気になる年収や退職金は?

将来の結婚相手を考えるにあたって「年収」や「性格」など、重視する点はさまざまかと思います。

そんな結婚相手を選ぶ条件の1つとして「職業」を重視して考える人も多いでしょう。

では、婚活中の人はどのような職業の人と結婚したいと思っているのでしょうか。

本記事では、実際の調査データをもとに「理想の結婚相手の職業ランキングTOP10」を紹介していきます。

1位に輝いた職業の年収や退職金なども紹介しているので、あわせて参考にしてください。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

理想の結婚相手の職業ランキングTOP10

株式会社IBJは、婚活中の男女2402人に、婚活に関する意識調査を行いました。

調査概要は下記のとおりです。

  • 調査方法:アンケート調査
  • 調査対象:IBJネットワークで活動する男女2402名(男性1629名、女性773名)
  • 調査期間:2024年1月5日~1月9日
  • リリース公開日:2024年1月11日

上記調査の結果、結婚したい職業として男性側の1位は「看護師」、女性側の1位は「国家公務員/公務員」となりました。

結婚したい職業ランキング

男性:結婚したい女性の職業ランキング

  • 1位:看護師
  • 2位:保育士
  • 3位:薬剤師
  • 4位:国家公務員/公務員
  • 5位:営業/企画系職
  • 6位:メーカー関連職
  • 7位:IT関連職
  • 8位:医師
  • 9位:技術・研究職
  • 10位:航空業界関連職

女性:結婚したい男性の職業ランキング

  • 1位:国家公務員/公務員
  • 2位:技術・研究職
  • 3位:経営者/会社役員
  • 4位:医師
  • 5位:IT関連職
  • 6位:メーカー関連職
  • 7位:営業/企画系職
  • 同8位:薬剤師
  • 同8位:銀行/証券関連職
  • 10位:不動産/建設関係

「看護師」を選択した男性の理由として「転職しやすそう・どこでも働ける」「安定している」といった、結婚後も働きやすい職種であることが挙げられました。

住む地域や働く地域の異なるパートナーと結婚した場合、どちらかに合わせて拠点を変える必要があるため、比較的転職がしやすい資格職は人気があるようです。

一方で「国家公務員/公務員」を選択した女性の理由として「経済的にも仕事的にも安定しているから」といった意見が挙げられました。

国家公務員は、民間企業と比較して給与水準が安定しており、退職金制度も充実しています。

生涯ともに過ごすことを考えると、給与の安定や退職金制度の充実は、やはり日々の生活費や老後資金の安心につながるのでしょう。

また、公務員は各種手当や福利厚生が充実しており、育児休暇といった制度も整備されていることから、子育ての面でもメリットが多いと感じる女性が多いのかもしれません。

看護師の年収はいくら?

株式会社IBJの調査では、理想の結婚相手の職業として、男性側は「看護師」を選択する人が多い傾向にありましたが、看護師の年収はどのくらいなのでしょうか。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、100〜999人の企業規模に勤める看護師の平均年収は485万2700円となりました。

国税庁の「令和4年分 民間給与実態調査」によると、日本の平均年収は458万円であることから、看護師の年収は日本の年収水準よりもやや高いことがわかります。

看護師は国家資格であり専門的な知識が必要なことに加え、人手不足な病院や施設が多いことから、人材確保のために給与水準が他の職種よりも高いのだとうかがえます。

看護師の退職金はいくら?

看護師の退職金は勤務する企業によって異なります。

一般的に、退職金制度のある病院やクリニックにおいては、勤続3年目から退職金が支払われるケースが多いですが、全ての勤務先で退職金がもらえるとは限りません。

また、勤続年数によっても退職金額が変動し、勤続年数が長いほど退職金額が増額する傾向にあります。

国家公務員の年収はいくら?

続いて、理想の結婚相手の職業として女性からの支持が多かった「国家公務員/公務員」の年収をみていきましょう。

人事院の「国家公務員給与の実態」によると、国家公務員の平均給与月額は41万2747円となりました。

単純計算で年収額になおすと、国家公務員の年収額は約495万円となります。

国税庁の「令和4年分 民間給与実態調査」による「日本の平均年収458万円」と比較すると、国家公務員の年収水準が高いことがわかります。

国家公務員の給与は主に、職種や勤務地、勤続年数によって異なるため、人によっては平均年収以上の給与を受け取れる可能性も大いにあります。

また、公務員の場合は給与が安定しており、突然給与が半減するといったケースがあまり見られないのも大きなメリットといえます。

国家公務員の退職金はいくら?

内閣官房内閣人事局の「退職手当の支給状況」によると、国家公務員の退職金額は下記のとおりです。

国家公務員の退職金

定年を理由に退職した人の定年退職の金額は約2000万円となっており、老後の大きな支えとなる額です。

とはいえ、誰しもが定年退職時に2000万円を受け取れるというわけではなく、勤続年数によって定年退職金が大きく変わります。

実際に内閣官房内閣人事局の同資料における勤続年数別の退職金額をみると、勤続年数5年未満の定年退職金は「158万7000円」、勤続年数40年以上の定年退職金は「2234万7000円」となっています。

上記からも、国家公務員の場合、勤続年数が長ければ長いほど退職金を多く受け取れる傾向にあるとうかがえます。

現役時代の年収が高いほど老後も安泰に?

本記事では、実際の調査データをもとに「理想の結婚相手の職業ランキングTOP10」を紹介していきました。

調査の結果、結婚したい職業として男性側の1位は「看護師」、女性側の1位は「国家公務員/公務員」となりました。

看護師・国家公務員どちらも、日本の平均年収よりも高い平均水準となっており、パートナーを選ぶにあたって、やはり「年収」は重要視される傾向にあるのでしょう。

また、現役時代の年収が高いと、老後の厚生年金額もアップしやすくなり、長期的な経済安定につながりやすいです。

もちろん、結婚相手を選ぶにあたって「価値観や性格」なども重要ですが、将来への経済不安を軽減し、より豊かな老後生活を目指すのであれば、パートナーの年収や職業も考慮する価値はあると言えるでしょう。

参考資料

  • 株式会社IBJ「【婚活のIBJ】男性の結婚したい職業NO.1は“看護師”一方で、現役看護師の8割弱が日常での“モテ”を感じられず。」
  • 株式会社IBJ
  • 厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
  • 国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
  • 人事院「国家公務員給与の実態」
  • 内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況」

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