キャベツを何グラム食べると、約200kcalになると思う?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~

By 大越 郷子

さまざまな料理との相性がよく、そのままでも手軽に食べられる野菜、キャベツ。美容や健康のためにたくさん食べている人もいるのではないでしょうか。 “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「キャベツ」です。キャベツのカロリーや、キャベツに含まれる栄養素について、役立つ知識をクイズでゲット!

問題1 キャベツを何グラム食べると、約200kcalになると思う?

□200g
□500g
□700g
□1000g

「1000g」です

体重の減量を目的に、キャベツをたっぷり食べるという方もいるのではないでしょうか。キャベツは100g=21kcalと、とても低カロリーのため、1000g食べても、約200kcalです。胃腸にやさしく、たっぷり食べても安心な野菜ですが、ダイエット目的で単品ばかりを食べていては、栄養に偏りが出てしまいます。たんぱく源や炭水化物なども組み合わせて食べるようにしてくださいね。

問題2 キャベツから発見されたとされている成分は、次のうちどれ?

□ビタミンP
□ビタミンU
□カルニチン
□ビタミンQ

「ビタミンU」です

キャベツから発見されたことから「キャベジン」とも呼ばれている「ビタミンU」は、ビタミンと名がついていますが、「ビタミン様物質」としてビタミンとは区別されています。これは、体内においてビタミンに似た重要な働きをしているものの、体内合成量で充分にまかなえるため、欠乏症が起こらないという理由からです。ちなみに上記は、すべてビタミン様物質の仲間になります。

問題3 問題2の答えの成分が含まれているキャベツ以外の食品は、次のうちどれ?

□アスパラガス
□アボカド
□ごま
□ラム肉

「アスパラガス」です

「ビタミンU」は、キャベツ以外には、レタス、セロリ、アスパラガス、パセリなどの野菜や、青のりなどにも含まれています。働きとしては、胃液の分泌を抑え、また、胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にして、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を予防することなどです。これらの効果からもわかるように、ビタミンUは胃腸にやさしい栄養素です。

問題4 春になると出回る「春キャベツ」の特徴として、あてはまらないものは次のうちどれ?

□葉がやわらかい
□形に丸みがある
□煮込み料理に向いている
□みずみずしい食感

「煮込み料理に向いている」

一年中、店頭に並んでいる「キャベツ」ですが、出回る時期によって特徴が異なります。葉がしっかりと巻かれていて、ずっしりと重いのが、11月~3月頃に出回る「冬キャベツ」または、「寒玉キャベツ」と言われます。冬キャベツは煮込むことで、甘味が増すので、ロールキャベツやポトフなどにおすすめです。一方「春キャベツ」は、葉がやわらかいので生食に向いています

問題5 キャベツを使った「シュークルート」という料理は、どこの国の料理だと思う?

□スイス
□ドイツ
□フランス
□アメリカ

「フランス」です

「シュークルート」は、酸っぱいキャベツを意味するフランス語。料理名としての「シュークルート」は、フランス・アルザス地方の郷土料理で、塩漬けして乳酸発酵させた、せん切りのキャベツを、野菜やウインナーなどと一緒に煮込んだものです。寒い季節にぴったりな料理で、アルザスワインなどとの相性もとてもよいです。「シュークルート」に使う、せん切りのキャベツそのものを「シュークルート」と呼ぶこともあります。

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