視覚障害者柔道国際大会で廣瀬順子選手が銀メダル!パリパラリンピック出場をほぼ確実に

ドイツで行われた視覚障害者柔道の国際大会で、山口市出身の廣瀬順子選手が銀メダルを獲得し、パリパラリンピックへの出場をほぼ確実にしました。

視覚障害者柔道の国際大会、グランプリ・ハイデルベルクがドイツで行われ、山口市出身の廣瀬順子選手は弱視のJ2・女子57kg級に出場。

初戦を抑え込みで一本、2戦目を合わせ技一本で勝ち上がった廣瀬選手は決勝戦、ゴールデンスコア方式の延長戦で技ありを奪われ、惜しくも銀メダルとなりました。

廣瀬選手の階級でパリパラリンピックに出場できるのはポイントの上位6人だけで、廣瀬選手は今回の銀メダルでランキング2位に浮上。

残る国際大会はあと2つでパリへの出場権をほぼ確実にしました。

廣瀬順子選手は、2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックで日本女子初のメダル・銅メダルを獲得し、2021年の東京パラリンピックでは3位決定戦に敗れ惜しくも5位に終わり、3大会連続となることしのパリパラリンピックでは、悲願の金メダルを目指しています。

残る国際大会は4月1日からトルコ、5月18日からジョージアで行われます。

【廣瀬順子選手】

1990年10月生まれ。山口市出身。小郡スポーツ少年団で小学5年生のとき柔道を始め、西京高校のときは全国高校総体にも出場。花園大学に進学後、膠原病を患い、併発した病気の影響で目に障害が残り、一度競技から離れた。しかし21歳のとき、視覚障害者柔道と出会い、競技に復帰。2015年に、視覚障害者柔道の日本代表で活躍していた悠さんと結婚。夫婦二人三脚で練習を重ね、2016年リオ、2021年東京に夫婦で2大会連続パラリンピックに出場し、順子さんはリオで日本女子初のメダル=銅メダルを獲得した。夫・悠さんの指導で、筋力トレーニングを続け、寝技だけでなく、投げ技も強化し、パリでは悲願の金メダルを目指す。

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