被災地サッカー少年、金沢で声援 J3新競技場の試合に招待

金沢市に誕生したサッカー競技場のオープニングマッチを終え、能登半島地震の被災地支援の横断幕を掲げるサッカーJ3のツエーゲン金沢の選手ら=18日午後

 サッカーJ3のツエーゲン金沢とカターレ富山が18日、金沢市に誕生した新たなサッカー競技場のオープニングマッチに臨んだ。選手らは能登半島地震の復興支援を宣言し、黙とう。石川県の被災地のサッカー少年らも観戦し、地元チームの熱戦に声援を送った。

 珠洲市や能登町の少年サッカークラブ2チームの児童や家族約80人はゴール裏で観戦。ツエーゲンがゴール前まで攻めると、跳び上がって喜んだ。「ちょんまげ隊」の愛称で活動する有志のサポーター団体が招待。団体メンバーの会社員渡辺卓也さん(49)=名古屋市=は「グラウンドや道具が使えず、つらいだろう。試合で少しでも笑顔になってほしい」と話した。

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