【移籍】PSGエムバペの後継者候補はあの"大物ストライカー"。レアル・マドリードすでに条件提示

210億円が攻防ラインか。

フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が2月16日までに、契約満了を迎える今季2023-24シーズン限りで退団する意向を固めた。パリSGは新たなストライカー獲得に向けて動き出しているという。

そうしたなか『ジ・アスレチック』は2月16日、パリSGはエムバペの後継者候補として、SSCナポリに所属する24歳のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンについて「最有力候補としてアプローチすることを検討している」と報じた。これまで『アス』なども、オシムヘンをパリSGへの推奨リストに挙げていた。

186センチあるオシムヘンは今季これまでリーグ13試合・7得点・2アシスト、公式戦通算18試合・8得点・3アシストを記録している。

『デイリー・ポスト・ナイジェリア』は『ガゼッタ・デロ・スポルト』からの情報だと引用し、2026年6月までオシムヘンと契約を結んでいるナポリは1億3000万ユーロ(約210億円)の移籍解除金を設定していると報じている。もしも獲得に動く場合、その額が一つの攻防ラインになりそうだ。

また、PSGはエムバペを移籍金なしで失うのは大きな損失である。ただ開幕前の出場可否の騒動を受けて、エムバペサイドは多額のボーナス・出来高カットなどで折り合いをつけている。“エムバペ効果”で得た利益も多く、ナーセル・アル=ヘライフィー会長は、どのような未来を描いていくのかも注目点になる。

25歳のフランス代表アタッカーは今夏フリートランスファーとなり、スペイン1部レアル・マドリードに加入することが濃厚と言われる。2年前には口頭合意を翻してパリSGと契約延長をしていた。

エックス(旧ツイッター)のフォロワー数1977万人を超えた移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ(@FabrizioRomano)氏によると、レアル・マドリードは1月にエムバペサイドへすでに条件提示をしているということだ。そしてエムバペは今後、パリSGからの一切の新たなオファーに耳を傾けないという姿勢を強調している。

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レアル・マドリードはエムバペに対し、2022年よりも低い額を提示していると言われる。リバプールFC、アーセナルFCなども獲得を検討していたと噂されたなか、事実上、マドリードが“優先交渉権”を得ている状況だ。

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