函館湾でクジラ漂着 死後数日、成体のミンク

北海道北斗市の浜に漂着したクジラの死骸=18日午後

 函館湾に面している北海道北斗市の七重浜で18日、クジラの死骸が見つかった。立ち会った専門家によると、ミンククジラの成体の雄で、頭部がなく死後数日経過している。道警が確認を進めているが、長さ4、5メートルぐらい。

 漂着した鯨類を調査するNPO法人「ストランディングネットワーク北海道」の松石隆理事長は死骸を確認した上で「理由は分からないが、海中で弱って流れ着いたのではないか」と推察している。

 現場はJR函館駅から北西約6キロのところにある砂浜で、近くに運送会社の営業所や温泉施設がある。砂浜を訪れた函館市の藤本康誠君(8)は「クジラは初めて見た。めっちゃ臭い」と話していた。

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