青空に映えるピンク色の花 暖冬の影響で例年より2週間く 雲南・春殖地区で早咲きの河津桜

一足先に咲き始めた河津桜を楽しむ人=雲南市大東町養賀

 島根県雲南市大東町春殖(はるえ)地区の赤川沿いで早咲きの河津桜が咲き始めた。暖冬の影響で例年より2週間ほど早いという。2月とは思えない陽気に包まれた18日は、訪れた人が青空の下で桜を横目に散策を楽しんだ。

 河津桜は開花期間が1カ月間と長い。春殖地区の赤川沿いの堤防には約1.5キロにわたり約180本が植わる。1月の気温が高く、昨年より11日早い14日に開花した。市観光協会によると3月上旬に見頃を迎え、その後、2週間ほど楽しめるという。

 出雲市大津町から訪れた渡辺洋さん(76)は「(ピンク色の花が)快晴の青空に映える。月末にまた来たい」と話した。

 気象庁によると、各地の最高気温は斐川(出雲市)21.5度、松江20.1度など両県29観測地点のうち、11地点で20度を超え、8地点で今年最高だった。

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