2試合連続枠内シュートなし…沈黙のケインにトゥヘル監督が言及「試合への関わり方に不満を持っている」

今後も得点量産が期待されるケイン[写真:Getty Images]

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督がイングランド代表FWハリー・ケインの状態について語った。クラブ公式サイトが伝えた。

昨夏トッテナムからバイエルンへと移籍し、新天地で驚異的な得点ペースを見せているケイン。ブンデスリーガではここまで21試合に出場し、24ゴールを記録している。

しかし、チームは直近の第21節レバークーゼン戦とチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのラツィオ戦で連敗。ブンデスリーガとCLの両方のタイトルから遠ざかる1週間となった。

2試合ともにチームとして決定機が乏しかった中、18日の第22節ボーフム戦の前日会見に臨んだトゥヘル監督は、どちらの試合でも枠内シュート0に終わったケインについてコメント。コーチ陣もケイン自身も現状に満足できていないと明かしている。

「ハリーは自分のことは自分でする。彼は私を必要とはしていない。彼は試合への関わり方に不満を持っている。それは我々も同様だ」

「トレーニングと試合での印象がこれほど食い違うことはめったにない。トレーニング内での彼の得点の取り方、ボールの扱い方は信じられないほどだ。ワールドクラスだ。だが、試合ではなかなか彼を見ることができない。彼はキャプテンのように振る舞っている。何の問題もない」

先に第22節を勝利で終えた首位レバークーゼンとの勝ち点差は暫定で「8」。逆転でのブンデスリーガ連覇、CL準決勝進出を果たすためにも、ケインの得点能力が最大限発揮されることが望まれる。

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