ポイ活（ポイントを貯める活動）も今や一般に通じる単語になりました。ポイ活自体は昭和の時代から存在しているものですが、かつては紙のポイントカードであったり、クレジットカードを使った金額に応じて付与されるポイントくらいでした。 しかし令和も6年目、2024年となった今、その形は変わり、スマートフォン1つでいろいろなポイントを貯められる時代になりました。ポイントの種類が増えただけでなく、「ポイント支払い」という新たな支払い手段が存在しているほどです。 ポイントを意識して日々過ごしている人がいる一方、「ポイ活をやりたいと思うけれど何から始めたらいいか分からない」という人もまだまだ多くいるのも事実です。 今回は初めてポイ活をする人でも分かりやすい、楽天ポイントの活用法をご紹介します。
なぜ楽天ポイントがおすすめなのか
今回なぜ楽天ポイントをご紹介するかというと、まずは日本国内での大手ネットショッピングモールである楽天市場を利用している人が多いということと、街なかでのコード決済（スマホ決済）で、楽天ペイを利用できるところが増えているからです。 ポイントは還元率も重要ですが、貯まったポイントが使いやすいことというのも重要な点なので、その意味でも初めての人が取り掛かりやすいのが楽天ポイントなのです。
人によって還元率が変わる「SPU」とは？
楽天経済圏という言葉があるように、楽天では70以上のさまざまなサービスを展開しており、対象サービスのその利用数によって楽天市場のポイントがアップされる「SPU（スーパーポイントアッププログラム）」というものがあります。 例えば楽天モバイル利用者は4倍、楽天カード利用者は2倍（通常分＋特典分）、Rakuten Turbo または楽天ひかり利用者は2倍といった倍率が、楽天会員1倍に加算されていきます。 2024年2月現在、対象となるサービスは13あります。対象となるサービスの利用数が多ければ多いほど、楽天市場で買い物をしたときのポイント還元率が上がるというわけです。
楽天市場での買い物は「日」が重要
楽天市場では同じ買い物をするにしても、いつどのタイミングで買うかでポイント還元率が変わってきます。まず意識したいのが「お買い物マラソン」。 ポイントアップ期間中に1000円（税込）以上の買い物をした「ショップ数」に応じて最大10倍までポイントがアップする仕組みで、現在は楽天ラクマ利用でさらに1倍追加され、最大11倍となります（※注）。 「お買い物マラソン」はおおむね月2回、それぞれ6日程度の実施実績があります。年に複数回「楽天スーパーSALE」が開催されるときは「お買い物マラソン」の回数は減りますが「楽天スーパーSALE」も同様にショップ買いまわりでポイントがアップしていきます。 ショップの買いまわりは1回ごとの「お買い物マラソン」で有効となるので、楽天市場で買いたいものをお気に入りとして貯めておいて「お買い物マラソン」期間中に買い物をするのがおすすめです。 できる限り件数が多くなるように、いくつか欲しいものがある場合、同じものを取り扱っているショップを探し、分けて買うのがおすすめです。 また楽天市場の中には楽天が運営する日用品の直販店舗「楽天24」があり、洗剤や水などの日用品からコスメ、ペットフードなど幅広く扱っています。日用品はお買い物マラソン中に「楽天24」でまとめて買うのもいいでしょう。 また楽天カードで支払いをしている人は5と0のつく日に買い物をするとポイントが4倍、楽天のスポーツチームである東北楽天ゴールデンイーグルスやヴィッセル神戸が試合に勝った翌日はポイントが2倍になります。 これらのサービスは事前にエントリーが必要になるので、楽天市場のアプリやサイトを開いたらトップページをよく見て、現在開催中のものをチェックしてエントリーしてから買い物をするようにしてください。
Suicaへのチャージでもポイントがつく楽天ペイ
交通系ICカードであるSuicaにクレジットカードからチャージをしてもポイントがつかないことのほうが多いのですが、スマートフォンで楽天ペイにSuicaを連携させて、チャージ方法に楽天カードを選択するとチャージ金額200円につき1ポイントが付与されます。 Suicaを頻繁に使う人であれば、全くポイントがつかないのと200円で1ポイントずつついていくのとでは大きく変わってきます。
その他のインターネットショッピングは「楽天リーベイツ（Rebates）」から
「楽天リーベイツ（Rebates）」とは楽天のポイントサイトで、そこに登録されているネットショッピングサイトで買い物をする際に、楽天リーベイツ（Rebates）を経由してそのショップサイトに行くことで楽天ポイントが貯まるという仕組みです。 対象のネットショッピングサイトはAppleほか家電パソコン専門店や、イオンネットスーパーほか百貨店や総合通販サイト、旅行会社、ファッションサイトなどなど多数が登録されています。 まずは自分が買い物しようとしているWebサイトが楽天リーベイツに登録されているか確認する習慣をつけておくといいでしょう。
貯まった楽天ポイントは1ポイントから使える
貯まった楽天ポイントは1ポイントから、1ポイント＝1円相当として使うことができます。楽天市場内の買い物でも支払い方法でポイントを指定できますし、楽天ペイでも支払い画面で「ポイントを使う」にチェックを入れておくとポイント優先で支払うことができます。 また楽天ポイントには「楽天PointClub」というアプリがあり、過去から今まで付与されたポイントの合計数や獲得予定のポイント数を見ることができるので、ポイ活の励みにもなりますよ。 まだまだ奥が深い楽天ポイント活用術。今回は初めての方向けにご紹介しました。今まで気になっていたけれど手をつけていなかったという方はぜひこれを機会に楽天ポイントでポイ活を始めてみてください。 （※注）ポイントは、獲得上限数があります。進呈されるポイントは期間限定ポイントとなります。 (文:矢野 きくの（節約ガイド）)
