体を動かすことの楽しさを知ってもらおうと、アスレチック運動「パルクール」の体験会が18日、天童市の県総合運動公園サブアリーナで開かれた。県内の小学1~6年生50人がバランスを取りながらパイプを渡ったり、障害物を跳び越えたりして汗を流した。
フランス発祥の運動で、日本パルクール協会会長の佐藤惇さん(32)が講師、人気番組「SASUKE」で活躍する県職員の多田竜也さん(31)、カヌー競技で谷地高時代に全国大会優勝経験を持つ荒木優希さん(21)がサポート役を務めた。
子どもたちはバランスを取る、跳ぶといった動きを体験。高さ数十センチ、長さ約2メートルのパイプを渡る際には落下しないよう両腕を広げながら前進した。手の付き方や足の運び方のアドバイスを受け、高さ数十センチの跳び箱の跳躍にも挑戦した。
佐藤さんは「自由な発想で体を動かせる点がパルクールの魅力。いつでも楽しめる運動として子どもたちに根付いてほしい」と願った。寒河江市の寒河江中部小4年、赤石大知君(10)は「体の動かし方を工夫した。障害物も勢いよく跳べた」と満足そうだった。
株式会社モンテディオ山形が主催した。