高木利弥が31歳で現役引退を決断、父は“アジアの大砲”高木琢也氏…Jリーグ5クラブでプレーし、昨年11月にカンボジアクラブを退団

プロ入りした山形時代の高木利弥[写真:Getty Images]

カンボジアプレミアリーグのTiffy Army FCを退団していたDF高木利弥(31)が、現役引退を発表した。
【動画】自身のYouTubeチャンネルでも現役引退を報告した高木利弥

帝京高校から神奈川大学へと進学した高木はモンテディオ山形でプロ入り。その後、ジェフユナイテッド市原・千葉、柏レイソル、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2023年7月からカンボジアでプレーしていた。

日本代表として活躍した高木琢也氏を父に持つことでも知られる高木だが、2023年11月にTiffy Army FCから突然契約解除されたことを報告。現役続行を希望し、トライアウトにも参加していたが、このたび引退を決断したことを自身のX(旧ツイッター)やYouTubeチャンネル「アジアの豆鉄砲チャンネル【高木利弥】」で報告した。

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この度、私高木利弥はプロサッカー選手を引退することを決断しました。

はじめに常に側で支えてくれた妻と息子。
ここまでサッカーを続けさせてくれた両親に感謝します。ありがとうございました。

そしてプロキャリアの中で関わっていただいた監督・コーチ、スタッフ
ファン、サポーターの皆さん
特別指定選手の期間を含めますと10年間で、
モンテディオ山形
ジェフユナイテッド市原・千葉
柏レイソル
松本山雅FC
愛媛FC
Tiffy Army FC(カンボジア)
6クラブに所属させていただきました。
このうちの4クラブで降格を経験したということで、
皆さんとは辛い経験を多くした記憶の方があります。
しかし、そんな中でも自分は成長できたと思っていますし、常に背中を後押ししていただけたことに感謝しています。

また、
MIP FC
FC東京U-15深川
帝京高校
神奈川大学
育成年代でお世話になったクラブ・指導者の方々のおかげでここまでプレーすることができました。
父親が元日本代表ということもあって、
学生時代は特に葛藤した時もありましたが、
今となっては他の人にはできない経験をできたなと思います。
自分の息子にそれをさせるかわからないですが。笑

これからは指導者をはじめ、
個人としても色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。
サッカーのご縁は本当に狭き世界なので、
また会える日を確信していますし、
楽しみにしています。

最後にYouTubeもぜひ見てくださいね。
10年間ありがとうございました。
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高木はJ1通算38試合、J2通算115試合3得点、J3通算26試合1得点を記録。カンボジア・プレミアリーグでは8試合で2得点を記録していた。

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