桃の節句を前に、花巻市の花巻温泉郷の宿泊施設で恒例のひなまつりが開かれている。段飾りやつるしびな、貝びな、土人形など、各施設ごとに趣向を凝らしたひな飾りが華やかに飾られ、訪れた人の目を楽しませている。3月3日まで。
「温泉deおひなさま!花巻温泉郷の雛(ひな)まつり」と銘打った花巻観光協会恒例のイベント。今シーズンは11施設が参加している。
このうち花巻温泉の佳松園では、従業員の祖父で農作業の傍ら民芸品を制作した故髙橋治悦さんの人形を展示。花巻地方に古くから伝わる花巻人形に興味を持ち晩年に手掛けた土人形で、縦180センチ、横180センチのひな壇に74体が華やかに飾り付けられている。