【中国】太陽光パネル世界出荷、晶科が4年ぶり首位[製造]

調査会社のインフォリンクがまとめた2023年の太陽光パネルの世界出荷量ランキングで、晶科能源(ジンコソーラー)が4年ぶりに首位になった。22年まで3年連続首位だった隆基緑能科技(ロンジ)は2位に落ちた。

ジンコソーラーは23年上半期(1~6月)に出荷量を大幅に伸ばし、通年では前年比74%増加した。

2位は隆基緑能科技と天合光能(トリナ・ソーラー)の2社で、4位は晶澳太陽能控股(JAソーラー・ホールディングス)となった。

5位は通威とカナディアン・ソーラー(阿特斯陽光電力集団)で、以下は正泰新能源科技、東方日升新能源、一道新能源科技と続いた。

10位は米ファースト・ソーラー、協キン集成科技(キン=金3つ)、英利緑色能源、横店集団東磁の4社だった。

トップ10に入った13社の出荷量は前年から78%増加した。

各メーカーの24年の出荷目標は合計700ギガワット。一方で需要の伸びは鈍化しており、世界全体の出荷量は460~519ギガワットにとどまるとみられ、競争が激化する見通しだ。

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