【フィリピン】エナジーズ、東南ア初の潮力発電設備を発注[公益]

フィリピンの新興企業エナジーズPHは、東南アジア初となる潮力発電事業で発電設備の設計・調達・建設(EPC)を英イニャンガ・マリン・エナジー・グループに発注した。イニャンガが発表した。

関連会社のサンベルナルディノ・オーシャン・パワーを通じ、出力1,000キロワットの発電設備を発注した。2025年末ごろの完工を見込む。受注額は明らかにしていない。

中部ビサヤ地方の北サマール州で、サンベルナルディノ海峡の速い潮流を発電に利用する。電力は同州のカプル島に供給する。現在はディーゼル火力発電に依存する同島で、24時間の電力供給体制が整う。

サンベルナルディノ・オーシャン・パワーは、北サマール州のサンアントニオ島や北部ルソン地方のソルソゴン州カリンターン島でも潮力発電事業を計画している。

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